プーさん
こどもたちの輝く目に出会うため、おはなしを届けています。小さな会ではありますが、おはなしへの思いは大きく、おはなしのレパートリーもどんどん増えています。仕事を持ちながらも私たちは、今後ともこの活動を、無理なく楽しく続けていきたいと思います。
発足 | 平成7年5月 |
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会員 | 4名 |
おはなし会を開いている場所 | 三重県立図書館、緑ヶ丘養護学校、その他幼稚園など |
津おはなしの会 『マザー・グース』
今、子どもたちは、機械を通した刺激的な映像や声の中で育っています。こんな時代だからこそ、私たちは、生の息の通う声で子どもたちに語りかけることの大切さを感じています。
当会は1987年8月に発足し、現在会員数は15名で、県立図書館・津市図書館・小学校・学童保育所などで毎月定期的に、15回程のおはなし会を開いています。
子どもたちがわたしたちの声に耳を傾けて、ほっとした安らぎと、心を通わせてともに物語を楽しむ心地よさを感じてほしい、また想像する楽しさを味わってほしいと願っています。そのためには、しっかりとした文、質の良いことばの物語を、子どもたちに差し出すことができるように勉強を重ねていきたいと思っています。
ききゅう船
「ききゅう船」は、平成2年に発足しました。10名の会員が図書館や保育園などで年間100回ほどのおはなし会をしています。子どもたちは、おはなしが大好きです。
おとなの私たちでさえ、おはなしにひきこまれ、空想の世界や、言葉のリズムに魅了されます。これまでにたくさんの子どもたちとの出会いがありました。あかりがひとつ消えるとおはなしにひたる子どもたち。そこでもらったエネルギーが、会の活動の大きな支えになっています。
身のまわりから、季節感のなくなってきている昨今、おはなしを通して季節を感じるのはいかがでしょうか。春は「かめのえんそく」夏は「ねこのぼんおどり」秋は「三枚のお札」冬は「クリスマスの鐘」などなど。「むかしばなしは語っているその時間にだけ存在する」と言われます。
そんな時間を、これからも皆さんと共有できることに喜びを感じながら活動を続けていきたいと考えています。
じゅげむじゅげむ
この会は、ボランティア養成講座受講者の有志で平成7年4月に発足しました。
絵本は読書の原点と捉えて絵本の読み聞かせに取り組んでいます。絵にじっと注がれる眼。ふーっとため息の混じった感動の声。その場に生じてる緊張感。心を開放しきっている姿。いま読まれた本を借りて帰る子。会員各々は、「この充実感が一生の心の宝物に」と願う者、「ほんのひとときとて美しく楽しい時間を共有できる」を喜びとする者、そして「生きる楽しさを再認識させられた」と感ずる者、と心いっぱい絵本を味わっています。
何らかの想いで絵本に心を寄せる者の集まりですが、この場が会員一人ひとりの自己確立の場になることをも願いながらこれから活動していきたいと思っています。
津おはなしの会「ポップコーン」
私たちは、聞き手の顔を見ながら、主に「声」でおはなしを伝える、ストーリーテリングをしているボランティアグループです。1997年に発足し、現在会員は11名です。
日本や外国の昔話を中心に、季節や聞き手に応じておはなしを語ります。ここ県立図書館の他に、津図書館、小学校、保育園、幼稚園、学童保育所、また大人の方を対象にしたおはなし会等、年間約100回のおはなし会をしています。私たちを取り巻く社会も、ここ数年の間にずいぶん変わりました。子どもたちも、ゲームやソーシャルメディアに囲まれた環境で生活をしています。このような世の中だからこそ、私たちは、あえて生の声で、目の前にいる子どもたちに向けて、おはなしを語ることを大切に思い、日々励んでおります。
おはなし会は、耳からの読書です。子どもたちには、おはなしを通して、自由に想像する楽しさ、映像に縛られない世界を味わってほしいと願い、活動しています。