0.瀬田栄之助 概略

  • スペイン文学研究者
  • 小説家
  • 四日市市に在住
  • 富田中学・大阪外国語大学 卒業
  • 天理大学スペイン語学科 主任教授
  • 大阪外国語大学講師
  • 名古屋学院大学講師
  • 日本スペイン学会理事
  • スペイン「イザベル女王章」受賞
  • 同人誌「近代文学」「関西文学」「人間像」同人
  • 著作:小説集「いのちある日に」講談社
  • 参考資料:「芸術三重」第5号 瀬田栄之助特集

1.瀬田栄之助略年譜

和暦 年齢 出来事
大正5年3月14日 四日市泊町に父卯三郎 母とめの長男として出生
昭和8年 17歳 旧制富田中学(四日市高校)卒業 在学中水泳部に所属。
昭和8年 大阪外国語学校スペイン語部入学 在学中「文芸首都」「若草」に詩をしきりに投稿。
昭和11年 20歳 大阪外国語学校 スペイン語部卒業 日本郵船に入社。
昭和15年 24歳 北米及び中南米7ケ国歴訪。
昭和16年 25歳 太平洋戦争勃発直前帰国。召集 福井県鯖江の迫撃砲隊へ入隊、後 語学力を買われて、四日市石原町にあった外国兵俘虜収容所に通訳として半年間勤務の後マレー半島を転戦。
昭和16年 戦後マレーでの捕虜収容所生活を経て帰国。陸軍中尉
昭和21年 30歳 石原産業四日市工場に入社 人事課厚生係として勤務
昭和21年 小説「祈りの季節」で伊勢新聞主催「近畿文学賞」受賞
昭和21年 「夕刊三重」に小説「偽りの青春」を連載。
昭和22年 31歳 妻寿美子と結婚
昭和23年 32歳 長女 由美子誕生。
昭和24年 33歳 小説「醜聞」で四国新聞主催「四国春秋賞」受賞
昭和26年 35歳 妻寿美子結核療養のため志摩大王崎の実家へ転地。以後別居生活
昭和28年7月 37歳 天理大学スペイン語学科講師となる。
昭和29年 38歳 「人間像」同人となる。
昭和30年 39歳 丹羽文雄に勧められて「文学者」61号に小説「虚しい天」を発表。
昭和32年 41歳 日本社会新聞に書評「深沢七郎 人と作品」(民衆のための作家)を発表。
昭和32年7月 東京に深沢七郎を訪ね彼の故郷甲州を車で案内して貰う。(26日から29日)
昭和33年 42歳 天理大学助教授となる。大阪外国語大学講師を兼務。
昭和34年 43歳 埴谷雄高主宰の「近代文学」同人となる。
昭和35年頃 44歳 「風流夢譚」事件で逃避行中の深沢七郎氏を暫く自宅に匿う。
昭和38年 47歳 鈴鹿市の評論家清水信氏宅を自転車で訪問
昭和40年 49歳 天理大教授となる。文芸年鑑に(教授 イスパニア学会理事)として初出。以後の紹介も(スペイン文学)と変わるが(作家)とはならない。
昭和40年1月12日 49歳 母とめ逝去。
昭和42年 51歳 「関西文学」同人に推挙される。
昭和44年5月 53歳 癌の告知(13日)四日市山中病院にて胃癌手術(24日)療養生活に入る。
昭和45年7月5日 54歳 朝日新聞17面に「ガンと闘いながら」という8段記事掲載。
昭和45年9月12日 図書新聞一面に「死の文学・生の文学」というインタピュー記事掲載
昭和45年11月14日 小説集「いのちある日に」講談社より出版。
昭和45年12月11日 朝日新聞15面に「ガンとの闘病記を出版」という3段記事掲載。
昭和46年1月 スペイン政府より「イサベル女王勲章」授与。
昭和46年1月7日 聖教新聞10面に「いのちある日に」の新刊案内
昭和46年2月7日 四日市山中病院にて逝去。
昭和46年2月8日 四日市浜田のカソリック教会にて葬儀 享年54歳

2.文学作品生原稿

執筆年順 32点

連番 題名 枚数 執筆時期 執筆月 掲載誌
1 連理の枝 128枚 1949年 12月
2 無名作家の手記 73枚 1951年 12月
3 煎償の行為 草稿 94枚 1955年 2月
4 無償の行為 132枚 1955年 5月
5 汚辱の連続 20枚 1955年 8月
6 汚辱の連続 20枚 1955年 8月
6 ピオ・バローハ 人と作品 21枚 1955年 9月
7 革命とソンプレロ 第1稿 139枚 1956年 6月
8 革命とソンプレロ 第2稿 140枚 1956年 6月
9 血と砂と武器 193枚 1956年 10月
10 スペイン革命と作家たち 12枚 1956年 11月
11 スペインの黄昏(「血と砂と武器」改題) 78枚 1956年 12月
12 スベインの黄昏 96枚 1957年 1月 人間像74号
13 黒人悲歌 200枚 1958年 4月
14 犠牲者たち 草稿 94枚 1959年 1月
15 犠性者たち 第2稿 87枚 1959年 2月
16 犠牲者たち 106枚 1959年 3月 近代文学133,134号
17 革命交響曲 1.2.3 125枚 1959年 8月
18 別れ霜 初稿 46枚 1960年 7月 人間像73号
19 抽象の人 30枚 1961年 7月
20 階段の上で(虚像と階段) 66枚 1964年 9月
21 悲喜劇的評論 幻影と墓標 ロルカと共に 46枚 1969年 1月
22 革命とソンブレロ 改稿 196枚 1970年 2月 人間像88号用
23 同入誌よ、驕るなかれ 5枚 1970年 2月
24 黒い人フェルナンド 草稿 334枚 執筆時期不明
25 黒い人フェルナンド 第二稿 155枚 執筆時期不明
26 冷たい港 コンテ集 49枚 執筆時期不明
27 無言の手 49枚 執筆時期不明
28 人生 B 67枚 執筆時期不明
29 人生 C 87枚 執筆時期不明
30 人生 D 104枚 執筆時期不明
31 世界民主主義最初の崩壊 10枚 執筆時期不明
32 「セルパンテス」の出誕について 18枚 執筆時期不明

3.作品掲載誌一覧

20種 詩名五十音順 72冊

1

アベック/発行所:京都 アベック社/編集発行人:衣綿定治良

連番 発行所 号数 発行日 題名
1 アベック 創刊号 昭和23年6月 「結実」

2

/発行所東京 潮出版社/編集発行人池田克哉/1冊

連番 発行所 号数 発行日 題名
2 132号 昭和45年10月 「ガン宣告者の開き直り人生」

3

小原流挿花/発行所東京/編集小原流出版事業部/1冊

連番 発行所 号数 発行日 題名
3 小原流挿花 10月号 昭和44年10月 随箪「花との対話」

4

関西文学/発行所大阪 「関西文学」の会/編集発行人横井晃/14冊

連番 発行所 号数 発行日 題名 連載回
4 関西文学 73号 昭和42年11月 「はだしの時代」 連載第一回
5 関西文学 74号 昭和42年12月 「はだしの時代」 連載第二回
6 関西文学 75号 昭和43年1月 「はだしの時代」 連載第三回
7 関西文学 76号 昭和43年2月 「はだしの峙代」 連載第四回
8 関西文学 77号 昭和43年4月 「はだしの時代」 連載第五回
9 関西文学 78号 昭和43年5月 「はだしの時代」 連載第六回
10 関西文学 79号 昭和43年6月 「はだしの時代」 連載第七回
11 関西文学 80号 昭和43年7月 「はだしの時代」 連載第八回
12 関西文学 81号 昭和43年8月 「はだしの峙代」 連載第九回
13 関西文学 82号 昭和43年9月 「はだしの時代」 連載第十回
14 関西文学 83号 昭和43年10月 「はだしの時代」 連載第十一回
15 関西文学 85号 昭和43年11月 「はだしの時代」 連載最終回
16 関西文学 95号 昭和44年12月 「死の環」
17 関西文学 102号 昭和45年8月 「病苦の日記」

5

近畿春秋/発行所津市 伊勢新聞社/編集発行人:園田寛/2冊

連番 発行所 号数 発行日 題名
18 近畿春秋 創刊号 昭和21年11月 「祈りの季節」近畿文学入選作
19 近畿春秋 10号 昭和23年10月 「娼婦三代」

6

近代文学/発行所:東京 近代文学社/編集発行人:埴谷雄高/9冊

連番 発行所 号数 題名
20 近代文学 NO133 「犠牲者たち」1
21 近代文学 NO134 「犠牲者たち」2
22 近代文学 NO140 「鶏と革命」1
23 近代文学 NO141 「鶏と革命」2
24 近代文学 NO153 「毒蛾の誕生」(神の名において1)
25 近代文学 NO161 「暗黒の童話」(神の名において2)
26 近代文学 NO166 「真夏の収穫」
27 近代文学 NO167 「ロルカ覚書」
28 近代文学 NO177 「獣の通る道」

7

芸文/発行所:東京 芸文同人会/編集発行人:森下節/1冊

連番 発行所 号数 発行日 題名
29 芸文 89号 昭和45年7月 「文学についてのいくつかの疑間点について」

8

故郷/発行所:津市 アサギ書房/編集発行人:徳田龍馬/2冊

連番 発行所 号数 発行日 題名
30 故郷 2巻5号 昭和23年5月 「娼婦ABC」
31 故郷 2巻6.7号 昭和23年5月 「娼婦ABC」終回

9

四国春秋/発行所:高松市 四国新聞社/編集発行人:猪子斗示夫/1冊

連番 発行所 号数 発行日 題名
32 四国春秋 40号 昭和24年4月 「醜聞」

10

小説現代/発行所:東京 講談社/編集発行人:大村彦次郎/1冊

連番 発行所 号数 発行日 題名
33 小説現代 10月号 昭和45年10月 「まだ生きている日記」

11

新読書/発行所:東京 新読書社/編集発行人:吉野裕/2冊

連番 発行所 号数 発行日 題名
34 新読書 251号 昭和33年8月 「民衆詩人G・ロルカ」
35 新読書 253号 昭和33年10月 「アラルコンの『三角帽子』」

12

政界往来/発行所:東京 政界往来社/編集発行人:木舎幾三郎/3冊

連番 発行所 号数 発行日 題名
36 政界往来 11月号 昭和41年11月 「残酷な休暇」
37 政界往来 2月号 昭和44年2月 「ある生活の記録」
38 政界往来 8月号 昭和45年8月 「ガンとの闘い」

13

図書新聞/発行所:東京 図書新聞社/編集発行人:田所太郎/1部

連番 発行所 号数 発行日 題名
39 図書新聞 1078号 昭和45年9月12日 「死の文学・生の文学」インタビュー

14

人間像/発行所:北海道 人間像同人会/編集発行人:針山和美/17冊

連番 発行所 号数 発行日 題名
40 人間像 32号 昭和29年11月 「小説の構成と技術」
41 人間像 33号 昭和30年1月 「前者の轍を踏む勿れ」
42 人間像 34号 昭和30年4月 「身辺雑記的小説評」
43 人間像 35号 昭和30年7月 「乱読日記」
44 人間像 45号 昭和32年5月 「読書の記録」
45 人間像 70号 昭和40年8月 「階段」・翻訳「ヒメーネス詩集」「続・東京 赤毛布」
46 人間像 71号 昭和40年9月 「ニッポン・ビカレスク」「ぼく自身のための批評」
47 人間像 72号 昭和40年11月 「故瀬田・栄之助君を悼む文章」「下界の眺め」
48 人間像 73号 昭和41年3月 「別れ霜」「雨の中の死者」「憲い唇のモノローグ1」
49 人間像 74号 昭和41年7月 「スベインの黄昏」「寒い唇のモノローグ2」
50 人間像 75号 昭和41年12月 「八月の群衆」「寒い唇のモノローグ3」
51 人間像 76号 昭和42年4月 「雪の日紀」「深沢七郎・資料をめぐる回想」「寒い唇のモノローグ4」
52 人間像 77号 昭和42年7月 「太陽にさからうもの」
53 人間像 79号 昭和43年5月 「日記」
54 人間像 80号 昭和43年8月 「厭々抄」
55 人間像 81号 昭和44年2月 「問屋場にて」「贋ガン日記」
56 人間像 82号 昭和44年6月 「徒労の日記」
57 人間像 84号 昭和45年3月 「ガンとアポロの日記」「病床孤読の日記」「負け犬の日記」「日没を前に」「狐憑き」
58 人間像 85号 昭和45年6月 「禿鷹のように」「病室にて」「同人誌・体制・批判」
59 人間像 86号 昭和45年10月 「開放以前」「やりきれぬ病床の日記」

15

文学者/発行所:東京都下国立 十五日会/編集発行人:石川利光/1冊

連番 発行所 号数 発行日 題名
60 文学者 61号 昭和30年9月 「虚しい天」

16

踏絵/発行所:四日市市/編集発行人:瀬田栄之助/1冊

連番 発行所 発行日 題名
61 踏絵 昭和33年2月 「スベインの黄昏」

17

ベーゼ/発行所:大阪 話題社/編集発行人:上里芳雄/1冊

連番 発行所 号数 発行日 題名
62 ベーゼ 2巻4号 昭和24年4月 「海の誘惑」

18

山音文学/発行所:北海道 山音文学会/編集発行人:赤木三兵/1冊

連番 発行所 号数 発行日 題名
63 山音文学 8号 昭和31年7月 「書評 その他」
64 山音文学 9号 昭和31年9月 「書評 その他」
65 山音 43号 昭和40年9月 「新緑」
66 山音 44号 昭和40年12月 「パラダイス建設計画」「煙のなか」
67 山音 46号 昭和41年10月 「パラダイス通信」

19

話題/発行所:大阪 話題社/編集発行人:上里芳雄/1冊

連番 発行所 号数 発行日 題名
68 話題 115号 昭和28年11月 「日本にあった外国人捕虜収容所」(須上俊介の筆名)
69 話題 116号 昭和28年12月 続「日本にあった外国人捕虜収容所」(須上俊介の筆名)「娼婦哀史」第一回
70 話題 117号 昭和28年12月 「娼婦哀史」第二回
71 話題 118号 昭和29年1月 「娼婦哀史」第三回

20

夕刊三重/発行所:四日市 夕刊三重新聞社/編集発行人:井上信雄/1冊

連番 発行所 発行日 掲載回 題名
72 夕刊三重(日刊)連載 昭和21年11月10日から12月3日 24回 「偽りの青春」

4.書簡

発信日順 32通

連番 差出人 職業 発信日 形態 内容
1 埴谷雄高 作家 昭和35年1月18日 葉書 「鶏と革命」への批評と外国語の誤用の指摘。
2 埴谷雄高 作家 昭和35年12月25日 葉書 同人誌への作品が到着したとの連絡。
3 埴谷雄高 作家 昭和44年1月4日 葉書 年賀状「今年は還暦を迎える」。
4 日野啓三 作家 昭和45年2月17日 葉書 「我々は書くことこそが本筋。他のことを犠牲にするのが我々の唯一の生贄え」
5 マヌエル・ラスキバル 神父 昭和44年5月21日 封書 彼の告解を受け入れる日時の連絡 スペイン語 翻訳文付き
6 埴谷雄高 作家 昭和44年11月5日 葉書 「何処かで病気だということを読んだ」お見舞い
7 埴谷雄高 作家 昭和44年12月23日 葉書 「死の環」を読んでのお見舞状
8 埴谷雄高 作家 昭和45年1月13日 葉書 「貴方のところではいろいろ不幸があるようですが、頑張って下さい」
9 濱川博 朝日新聞 昭和45年6月29日 封書 取材の礼状
10 針山和己 人間像編集 昭和45年7月6日 葉書 朝日新聞の取材の状況の問い合わせ。
11 濱川博 朝日新聞 昭和45年7月7日 封書 記事に対する読者の反響の大きさを連絡
12 高橋康雄 潮出版部 昭和45年7月9日 封書 執筆依頼
13 針山和己 人間像編集 昭和45年7月18日 葉書 朝日新聞の反響とサンケイ新聞に駒田信二が絶賛していたとの連絡
14 埴谷雄高 作家 昭和45年7月21日 葉書 日記が出版されるというという手紙に対する返書
15 濱川博 朝日新聞 昭和45年7月29日 封書 記事に対する読者の手紙と読者からの見舞金の送付
16 加瀬太郎 講談社 昭和45年8月7日 封書 ヤングレディより父子での取材をしたいとの連絡
17 日野啓三 作家 昭和45年8月18日 葉書 作品集出版決定のお祝いと「小説を書くことだけが僕等にとって本当の生きる力を鍛えてくれる」
18 埴谷雄高 作家 昭和45年9月10日 葉書 作品集出版のお祝いと図書新聞の記事の件
19 埴谷雄高 作家 昭和45年9月30日 葉書 埴谷第6回谷崎賞受賞祝電への礼状
20 埴谷雄高 作家 昭和45年10月25日 葉書 「いのちある日」帯封原稿快諾の連絡
21 埴谷雄高 作家 昭和45年ll月5日 葉書 時雨蛤の礼と彼の病状を案ずる内容
22 松井多弥子 昭和45年11月28日 封書 「いのちある日」出版へのお祝い
23 丹羽文雄 作家 昭和45年11月29日 葉書 「いのちある日」贈呈への礼状
24 高橋康雄 潮出版部 昭和45年11月30日 葉書 「いのちある日」贈呈への礼状
25 関岡竜郎 昭和45年11月30日 封書 「いのちある日」出版へのお祝い
26 林富士馬 詩人 昭和45年11月30日 葉書 「いのちある日」贈呈への礼状
27 駒田信二 作家 昭和45年12月2日 葉書 「いのちある日」贈呈への礼状
28 濱川博 朝日新聞 昭和45年12月2日 葉書 「いのちある日」贈呈への礼状
29 竹下晴信 評論社 昭和45年12月2日 封書 「いのちある日」贈呈への礼状
30 河内友子 文通者 昭和45年12月5日 葉書 「いのちある日」贈呈への礼状(朝日新聞記事を見て以来の文通)
31 平賀万三郎 昭和45年12月29日 封書 「いのちある日」贈呈への礼状

講談社文芸図書第一出版部

連番 宛先 出版 枚数 題名
32 保立和子宛 瀬田書簡 2枚 「いのちある日」あとがき送付の際の書面。
「同通」141号とメモ通信

5.新聞雑誌等切抜き(スクラップブック貼付分を含む)

雑誌新聞記事切り抜き125点 ・印執筆文

連番 発行所 発行日 題名
1 図書新聞 昭和27年 ・「もっと専門家を尊重せよ」翻訳者への希望
2 掲載誌不明 昭和28年3月10日 ・「世にも不遇な作家『セルパンテス』の生涯と作品」
3 天理大学学報 昭和30年5月8日 ・「ビオ・バローハ 人と作品」
4 天理大学新聞 昭和30年 ・「独裁者・宗教・反乱」
5 文学界 昭和30年11月号 「虚しい天」 書評 平野謙
6 掲載誌不明 昭和31年 ・「小説に書かれたスペイン文化史」「サマセット・モーム 著ドン・フェルナンド」
7 掲載誌不明 昭和31年 ・「ヒメーネス」『詩人・ノーベル賞・革命』
8 掲載誌不明 昭和31年8月21日 ・「スペイン革命と世界の文化人たち」
9 AlgO NO1 昭和31年 ・「スペイン革命と作家たち」
10 掲載誌不明 昭和32年2月10日 ・「社会主義文学とは何か」
11 掲載誌不明 昭和32年 ・「深沢七郎雑考」「民衆のための作家 スペイン文学との著しい類似性」
12 掲載誌不明 昭和32年7月30日 ・「東京あか・げっ・と」深沢七郎と遊ぷの記
13 山梨日日新聞 昭和32年 ・「深沢文学とその故郷」
14 掲載誌不明 昭和32年 ・「深沢七郎氏の故郷によせて」
15 朝日新聞 昭和32年1O月25日 「楢山節考」をスペイン語訳
16 大和タイムス 昭和32年11月7日 「スペイン語になる楢山節考」天大の瀬田氏が橋渡し役
17 掲載誌不明 昭和32年 「楢山節考」スペイン語訳決定 瀬田氏の本紙論文が契機
18 掲載誌不明 昭和32年 ・映画紹介『汚れなき悪戯』
19 掲載誌不明 昭和32年 ・映画紹介『純愛物語』『どん底』
20 掲載誌不明 昭和32年 ・映画評論「映画の記録性」「抵抗」「道」「ベビイドール」
21 掲載誌不明 昭和32年 ・書評 井上幸治編「南欧史」
22 掲載誌不明 昭和32年 ・「日本映画への直言」『挽歌』『海の野郎ども』
23 掲載誌不明 昭和33年 ・「ヒメーネス昇天」
24 掲載誌不明 昭和33年 ・「アラルコン紹介 映画「赤い陣羽織」の原作者」
25 図書新聞 昭和33年7月26日〜 ・「文学探訪」メキシコ①〜⑥
26 新読書 昭和33年8月号 ・「民衆詩人G・ロルカ」
27 新読書 昭和33年10月号 ・「アラルコンの「三角帽子」」
28 朝日新聞 昭和33年10月31日 ・「地方文化について」
29 図書新聞 昭和34年1月24日 ・「スペインの本」
30 図書新聞 昭和34年2月7日 ・「スペイン演劇の本」
31 図書新聞 昭和34年5月30日 ・「『プラローテと僕』の映画化と翻訳」
32 掲載誌不明 昭和34年6月22日 ・書評 E.Eキッシュ著『メキシコ発見』」
33 図書新聞 昭和34年6月27日 ・書評 飯島耕一著『悪魔祓いの芸術論』
34 掲載誌不明 昭和34年6月29日 ・「歪められた現代」映画『野獣死すべし』を見て
35 図書新聞 昭和34年8月22日 ・「ヒメネスの英訳本」
36 図書新聞 昭和34年11月14日 ・「スベイン語速成法」テキストの紹介と学び方
37 図書新聞 昭和35年2月15日 ・書評 カバリエーロ・ボナール著『アンダルシーアの舞踏』
38 図書新聞 昭和35年6月11日 ・書評「ラ・セレスティーナ」
39 図書新聞 昭和35年11月5日 ・海外図書紹介 モレホーン「カストロ伝」 ミランダ「革命のキューバ」
40 東京大学新聞 昭和35年12月10日 ・「フィデル・カストロの横顔」
41 図書新聞 昭和36年4月15日 ・書評 高橋正武著「西和小辞典」
42 図書新聞 昭和36年9月23日 ・「スペイン文学は花ざかり」
43 掲載誌不明 昭和37年頃 「瀬田栄之助」 人物評 清水信
44 図書新聞 昭和37年3月24日 ・「文学賞を皮肉ったスンスネーギーの文学賞」
45 不明同人誌批評 昭和37年 「真夏の小説」「ロルカ覚書」 書評 清水信
46 図書新聞 昭和38年3月2日 ・「『グリゲリアス』の創始者 純粋な作家ゴメス・デ・セレナ」
47 朝日新聞 昭和38年3月4日 ・「もっと前衛の姿勢を 郷土の作家たちへ」
48 図書新聞 昭和38年5月18日 ・「複雑な思想的社会観 スペイン文壇の巨星ヒロネリア 来日」
49 朝日新聞 昭和38年5月21日 ・「スペイン文化使節 ヒロネリア氏を迎えて」
50 朝日新聞 昭和38年6月29日 「獣の通る道」 書評 清水信
51 図書新聞 昭和38年9月21日 ・書評 井沢実著「スベイン語入門」
52 図書新聞 昭和39年5月2日 ・図書紹介「スペイン紹介の3冊の本」
53 図書新聞 昭和39年8月1日 ・「灰色の詩人アントニオ・マチャードについて」
54 反骨 昭和40年2月 ・「母の死と小説」
55 反骨97号 昭和40年3月 ・「ある感想」
56 図書新聞 昭和40年4月3日 ・書評 カミーロ・ホセーラ著「蜂の巣」
57 反骨94号 昭和40年4月5日 ・宅和義光論「ピカレスク文学の誕生」
58 図書新聞 昭和40年4月17日 ・随筆「ドン・キホーテ」その2 『色褪せた草平訳』
59 図書新聞 昭和40年5月8日 ・「スペインの思想家G・マラニョンの横顔
60 伊勢湾文学 昭和40年7月号 ・宅和義光論「ピカレスク文学の誕生」
61 朝日新聞 昭和40年10月2日 「ニッポンピカレスク」 書評 清水信
62 文学界 昭和40年11月号 「ニッポンピカレスク」 書評 駒田信二
63 朝日新聞 昭和40年11月4日 「階段」 書評 清水信
64 図書新聞 昭和41年1月29日 ・「爽やかな情愛の人生詩 プラローテとわたくし」
65 民社新聞 昭和41年5月29日 ・「中庸のむつかしさ」
66 朝日新聞 昭和41年6月7日 「別れ霜」「雨のなかの死者」 書評 清水信
67 政界往来 昭和41年7月号 ・随筆「電車のなかの人生」
68 民社新聞 昭和41年6月17日 ・「釜が崎の騒乱」その解決策は何か
69 朝日新聞 昭和41年7月20日 ・「中部の女」①
70 日本読書新聞 昭和41年7月21日 「別れ霜」「雨のなかの死者」 書評 伊東夏彦
71 朝日新聞 昭和41年7月22日 ・「中部の女」②
72 朝日新聞 昭和41年7月23日 ・「中部の女」③
73 文学界 昭和41年11月号 「別れ霜」「雨のなかの死者」 書評 駒田信二
74 図書新聞 昭和41年10月22日 ・「『ラ・プルーマ』(スペイン)の復刻を望む」
75 週間読書人 昭和42年4月14日 「文壇県別帖」三重県の巻 清水信
76 関西文学 昭和42年5月号 「八月の群衆」 書評 清水信
77 図書新聞 昭和42年8月26日 「太陽にさからうもの」 書評 清水信
78 関西文学 昭和42年1O月号 「特別同人推挙記事」
80 人間像78号 昭和42年10月号 「雪の日記」 書評 林富士馬(文学界)和田謹吾
81 同通号外 昭和42年10月4日 「太陽にさからうもの」北海道新聞文学賞最終選考に残った
82 関西文学 昭和43年1月号 「はだしの時代」連載について
83 政界往来 昭和43年 ・随筆「公害の街から」
84 芸文 昭和43年 「日記」 書評 不明
85 掲載誌不明 昭和43年1O月10日 「パラダイス通信」 書評 木村富士男
86 朝日新聞夕刊 昭和44年4月19日 「問屋場にて」 書評 吉良任市
87 政界往来 昭和44年5月号 ・「民族的偏見」
88 関西文学 昭和44年5月号 「はだしの時代」 書評 富永滋人
89 関西文学 昭和44年5月号 「はだしの時代」 書評 船山光太郎(歴史読本1月号)
90 関西文学 昭和44年6月号 「はだしの時代」 書評 金子珪一郎(芸文2月号)
91 日本読書新聞 昭和44年7月21日 「徒労の日記」 書評 高野斗志美
92 文学界 昭和44年9月号 「徒労の日記」 書評 不明
93 芸文 昭和44年10月号 「徒労の日記」 書評 不明
94 芸文 昭和44年10月号 「徒労の日記」 書評 金子桂一郎
95 関西文学 昭和44年11月号 「はだしの時代」 書評 増田和利
96 掲載誌不明 昭和44年12月11日 「死の環」等 書評 清水信
97 日本読書新聞 昭和45年1月19日 「死の環」 書評 高野斗志美
98 芸文 昭和45年1・2月号 「死の環」 書評 不明
99 掲載誌不明 昭和45年2月7日 「死の環」 書評 清水信
101 芸文 昭和45年3月 ・「病床より」
102 関西文学 昭和45年4月号 「死の環」 書評 小松伸六(文学界2月号)
103 図書新聞 昭和45年5月9日 「禿鷹のように」 書評 清水信
104 サンケイ新聞 昭和45年7月3日 「禿鷹のように」 書評 駒田信二
105 東京新聞 昭和45年7月4日 「まだ生きている日記」 書評 『大波小波』
106 東京新聞 昭和45年7月25日 「まだ生きている日記」 書評 『大波小波』
107 地帯35号 昭和45年7月 「徒労の日記」 書評 八橋一郎
108 文学界 昭和45年9月号 「禿鷹のように」 書評 林富士馬
109 サンケイ新聞 昭和45年12月14日 「まだ生きている日記」 書評
110 カトリック新聞 時期不明 ・「カトリック用語の諸間題」
111 図書新聞 時期不明 ・「ガルシア・ロルカの評価」
112 日本読書新聞 時期不明 ・「聖書の翻訳について」
113 日本読書新聞 時期不明 ・書評G・プレナン著「スペインの迷路」
114 掲載誌不明 時期不明 ・「翻訳は不可能である」という結論に到る前に
115 掲載誌不明 時期不明 ・「スペイン誇りと情熱 ドン・キホーテ」
116 掲載誌不明 時期不明 ・「善意の文学」深沢七郎とスペイン
117 掲載誌不明 時期不明 ・「スペイン革命についての一考察」
118 掲載誌不明 時期不明 ・「スペイン革命以後」
119 掲載誌不明 時期不明 「スベインの黄昏」 書評 不明
120 掲載誌不明 時期不明 ・「平和への願い」戦争さえなけれぱ めぐりきた12月8日
121 掲載誌不明 時期不明 ・映画評論 スペインの闘牛 「鮮血の午後」を観て
122 掲載誌不明 時期不明 ・書評 モーリス・プロクター著 「この街のどこかに」
123 掲載誌不明 時期不明 ・「同人雑誌白書」無名作家の嘆きと叫び
124 掲載誌不明 時期不明 ・「スペイン革命と農民」「農民英雄」を中心として
125 掲載誌不明 時期不明 ・「あたりまえのこと」『自由と平和への願い』

6.研究論文執筆誌

雑誌別発行年別 20点 20冊

連番 誌名 号数 題名 発行年 発行所
1 天理大学学報 第21輯 「ミゲル・デ・ウナムーノ 人と作品」 昭和31年 天理大学
2 天理大学学報 第24輯 「バーリェ・インクラン 人と作品」 昭和32年 天理大学
3 天理大学学報 第28輯 「98年代の俯瞰的考察とその先駆者たち」 昭和34年 天理大学
4 天理大学学報 第30輯 「ガルシア・ロルカ 人と作品」 昭和34年 天理大学
5 天理大学学報 第33輯 「アりソン 人と作品」 昭和35年 天理大学
6 天理大学学報 第36輯 「ハシント・ベナベンテ 人と作品」 昭和36年 天理大学
7 天理大学学報 第39輯 「ルベン・ダリオ 人と作品」 昭和37年 天理大学
8 天理大学学報 第42輯 「ブラスコ・イバーニェス 人と作品」 昭和38年 天理大学
9 天理大学学報 第43輯 「ファン・ラモン・ヒメーネス 人と作品」 昭和39年 天理大学
10 MAS Y MEMOS 第16号 「98年代の作家たち」Ⅰ 昭和31年 大阪外大
11 MAS Y MEMOS 第17号 「98年代の作家たち」Ⅱ 昭和32年 大阪外大
12 MAS Y MEMOS 第18号 「ヒメネスとモデルニズモ」 昭和34年 大阪外大
13 MAS Y MEMOS 第19号 「Federico GarciaLorcal論」 昭和34年 大阪外大
14 MAS Y MEMOS 第20号 「現代イスパニア文学論(1940〜1961)Ⅰ」 昭和36年 大阪外大
15 MAS Y MEMOS 第21号 「現代イスパニア文学論(1940〜1961)Ⅱ」 昭和37年 大阪外大
16 MAS Y MEMOS 第22号 「現代イスパニア文学論(1940〜1961)Ⅲ」 昭和39年 大阪外大
17 MAS Y MEMOS 第23号 「Alejandro Casonoの死」 昭和41年 大阪外大
18 ヨーロッパ文学研究 「現代イスパニア文学の思潮」 昭和36年 天理大学
19 月刊スペイン語 9 「名作ダイジェスト」 昭和38年 大学書林
20 月刊スペイン語 11 「ペレス・デ・アヤラ」 昭和38年 大学書林

7.深沢七郎関連スクラップブック

1冊 30頁 写真他

この目録は当館が発行した「瀬田栄之助特別資料目録」をそのまま掲載したものです。
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