甚野 尚志/編 -- 知泉書館 -- 2021.10 -- 230.4

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閲覧室 /230.4/エ/ 117152165 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 疫病・終末・再生
タイトルカナ エキビョウ シュウマツ サイセイ
副書名 中近世キリスト教世界に学ぶ
著者 甚野 尚志 /編  
著者カナ ジンノ タカシ
出版者 知泉書館
出版年 2021.10
ページ数 15,346p
大きさ 23cm
一般件名 西洋史-中世 , 西洋史-近世 , 感染症-歴史 , 終末論
ISBN13桁 978-4-86285-348-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 230.4
内容紹介 近代文明が限界に直面し、さらに世界がコロナ禍にあって、文明の境界を越えて新たな文明へと再生できるのか。ヨーロッパと中南米の事例を通して、疫病による社会的、宗教的な影響や伝承を実証的に考察する。
著者紹介 1958年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。早稲田大学文学学術院教授。著書に「十二世紀ルネサンスの精神」など。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
カール大帝は「終末の皇帝」か?
  西暦800年と終末意識
甚野 尚志/著 5-24
6-8世紀の歴史叙述における疫病と「神の怒り」 岸田 菜摘/著 25-50
再生への希望を求めて
  サン・スヴェール黙示録写本挿絵の「災い」描写から
毛塚 実江子/著 51-69
預言者に従う人々
  13-14世紀転換期エミーリャ地方における終末待望とアポストリの変容
白川 太郎/著 71-95
14世紀,黒死病とともに生きること
  港から描くシチリア島王国の政治・社会・経済
高橋 謙公/著 99-116
疫病が14世紀半ばの教皇の葬儀に与えた影響
  教皇クレメンス6世の葬儀(1352年)を事例に
大塚 将太郎/著 117-134
中世後期アウクスブルクにおける「大量死」
  ペスト被害の通時的考察
渡邉 裕一/著 135-151
アロイジオ・ゴンザーガの「殉教」と聖化
  対抗宗教改革下「帝国イタリア」における聖性の形成
皆川 卓/著 153-181
病と毒と異教徒
  「他者」の排斥をめぐるラテン・キリスト教世界と中世イベリア半島
黒田 祐我/著 185-204
フロワサールと中世の「癩」 竹田 千穂/著 205-226
なぜ狼男は人を喰うようになったのか?
  近世ヨーロッパにおける狼男イメージの変容とその背景
高津 秀之/著 227-248
「神の怒り」を招く瀆神の法的処理と社会的文脈
  16-17世紀ザクセン選帝侯領を例に
齋藤 敬之/著 249-265
二重修道院における身体的隔離と霊的共住 林 賢治/著 269-289
溶解する「死と生の境界」と国をめぐる歴史認識の変容
  『ヴォロコラムスク聖者列伝』の幻視
三浦 清美/著 291-314
罹患先住民女性の臨死体験と対称性
  スペイン領南米ラプラタ地域のイエズス会布教区を事例として
武田 和久/著 315-335