大井 知範/著 -- 彩流社 -- 2016.10 -- 319.346

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資料詳細

タイトル 世界とつながるハプスブルク帝国
タイトルカナ セカイ ト ツナガル ハプスブルク テイコク
副書名 海軍・科学・植民地主義の連動
著者 大井 知範 /著  
著者カナ オオイ トモノリ
出版者 彩流社
出版年 2016.10
ページ数 213,97p
大きさ 22cm
一般件名 オーストリア-対外関係-歴史 , ハプスブルク家 , 植民地主義
ISBN13桁 978-4-7791-2265-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 319.346
内容紹介 ハプスブルク帝国に海軍はあったのか? 19世紀中葉、オーストリア海軍が実施した世界一周の航海事業「ノヴァラ号遠征」の陰に潜む植民地主義という問題を掘り起こし、批判的な視座から遠征の性格を位置づける。
著者紹介 1977年生まれ。明治大学大学院博士後期課程修了。明治大学、鳥取大学非常勤講師。博士(政治学)。

目次

序章
第一章 世界遠征の開始
  第一節 海軍の建設と世界遠征
  第二節 オーストリアとプロイセンの世界遠征
  第三節 世論の反響とドイツ統一問題
第二章 植民地獲得政策-世界遠征から拠点植民地構想へ
  第一節 ノヴァラ号遠征と植民地獲得計画
  第二節 ヴュラーシュトルフの東アジア進出構想
第三章 言説とイデオロギー-ノヴァラ号遠征と「植民地なき植民地主義」
  第一節 ハプスブルク帝国の「植民地主義」?
  第二節 ニコバル諸島滞在と遠征記の言説
  第三節 言説の連鎖と植民地プロパガンダ
  第四節 太平洋島嶼をめぐる植民地主義言説
  第五節 マオリから見た「植民地なき植民地主義」
第四章 科学-ノヴァラ号遠征と西洋科学
  第一節 オーストリア科学界の変容と海外遠征
  第二節 西洋科学のなかのオーストリア
  第三節 西洋科学と「植民地なき植民地主義」
  第四節 人類学調査と人種イデオロギーの大衆化
第五章 アジア太平洋-ノヴァラ号遠征以後の海外世界とのつながり
  第一節 太平洋のオーストリア人科学者
  第二節 太平洋のハプスブルク帝国海軍
  第三節 東アジア世界とのつながり
第六章 海軍の展開-二〇世紀初頭の東アジア常駐海軍
  第一節 東アジア・ステーション体制
  第二節 保護任務の限界と打開策
  第三節 儀礼と「ショー・ザ・フェイス」
  第四節 「ショー・ザ・バンド」
終章
付録 19世紀後半以降のハプスブルク帝国軍艦の欧州域外派遣