-- 明石書店 -- 2012.3 -- 373.1

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資料詳細

タイトル 学力政策の比較社会学 国内編
タイトルカナ ガクリョク セイサク ノ ヒカク シャカイガク
巻の書名 全国学力テストは都道府県に何をもたらしたか
巻の著者 志水 宏吉/編著
出版者 明石書店
出版年 2012.3
ページ数 276p
大きさ 22cm
一般件名 教育政策 , 学力
ISBN13桁 978-4-7503-3553-7 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 373.1
内容紹介 2008年度から2010年度にかけて行われた、日本国内9府県と海外8カ国の学力政策を「公正」と「卓越性」という観点から社会学的な方法で比較・分析する共同研究プロジェクトの成果。その国内編をまとめたもの。

目次

序章 日本の学力問題のいま
  1.「学力新時代」の幕開け
  2.全国学力テストの特徴とそのインパクト
  3.子どもたちの学力をめぐる状況
  4.本研究プロジェクトの概要
  5.本書の内容構成
第1章 全国学力テストが都道府県にもたらしたもの
  1.問題の設定
  2.都道府県別にみた全国学力テスト結果の歴史的変化
  3.調査対象自治体の選定
  4.各グループの特徴
  5.考察
第2章 学力と社会関係資本
  1.問題の設定
  2.「つながり格差」
  3.個人財としての社会関係資本と学力
  4.地域の社会関係と学力
  5.まとめ
第3章 <大阪府>「公正」重視から「卓越性」重視へ
  1.はじめに
  2.大阪府の教育の概要
  3.学力政策の転換
  4.市町村と学校の対応
  5.政治主導、分権と統制、「卓越性」の追求
  6.「公正」重視の施策の行方
  7.おわりに
第4章 <高知県>全国学力テストによる教育改善は成功するか
  1.はじめに
  2.調査地の概要
  3.全国学力テスト実施後の高知県の教育政策
  4.まとめ
第5章 <沖縄県>学力不振からの脱出をめざして
  1.はじめに
  2.全国学力テスト結果のインパクト
  3.低学力の背景にあるもの
  4.調査からみえてきた沖縄県教育の特徴
  5.学力向上の可能性
  6.おわりに
第6章 <神奈川県>分権化時代の学力政策
  1.はじめに
  2.神奈川県における学力問題の位置づけ
  3.学びの拠点づくりの取り組み
  4.パイロットケースの挑戦
  5.他地域の取り組み
  6.拠点づくり方式の強みと課題
  7.分権化時代の学力向上策に関する考察
  8.おわりに
第7章 <兵庫県>多様性に満ちた県の学力向上方策
  1.はじめに
  2.県の教育の概要
  3.「兵庫型」教育施策の特徴
  4.兵庫県の学力向上方策
  5.地方教育委員会における教育の公正と卓越性
  6.まとめ
第8章 <宮崎県>「当たり前」のことを「当たり前」に行う
  1.はじめに
  2.県と県の教育の概要
  3.学力政策の変遷と現状
  4.教育施策における「公正性」と「卓越性」
  5.学校現場における学力向上の取り組み
  6.学校レベルの「公正性」と「卓越性」
  7.全国学力テスト・学力向上の流れは何をもたらしたか
  8.おわりに
第9章 <秋田県>学力日本一の秘密
  1.はじめに
  2.「トルストイ仮説」
  3.好成績に寄与しているその他の要因
  4.フィンランドとの比較
  5.公正と卓越性の視点からみる秋田の教育
  6.秋田の教育の課題
  7.おわりに
第10章 <福井県>子どもたちへと「つながる力」
  1.はじめに
  2.県の概要
  3.地域の概要
  4.子どもたちを取り巻く「つながる力」
  5.「公正」を支える地域と家庭、「卓越性」を生み出す学校
  6.おわりに
第11章 <香川県>公正をめざす教育政策が引き出す卓越性
  1.はじめに
  2.公正を基盤とした教育行政
  3.方向性を共有した教育行政と学校の関係
  4.学校レベルにおける公正と卓越性
  5.公正を追求することで引き出される勤勉な教師文化
終章 府県比較からみえてくること
  1.はじめに
  2.全国学力テスト以降の動き
  3.公正原理の位置づけ
  4.統治(ガバナンス)手法の変化
  5.まとめ