鈴木 竜太/編著 -- 有斐閣 -- 2025.6 -- 335.1

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
ビジネス /335.1/オ/ 117485177 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル お仕事マンガの経営学
タイトルカナ オシゴト マンガ ノ ケイエイガク
著者 鈴木 竜太 /編著, 北居 明 /編著, 松本 雄一 /編著, 上野山 達哉 /編著  
著者カナ スズキ リュウタ,キタイ アキラ,マツモト ユウイチ,ウエノヤマ タツヤ
出版者 有斐閣
出版年 2025.6
ページ数 9,306p
大きさ 22cm
一般件名 経営学 , 漫画
ISBN13桁 978-4-641-16631-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks
言語 jpn
分類記号 335.1
内容紹介 「課長島耕作」「いいひと。」など、サラリーマンや職業世界を描いたマンガ作品を、現実を反映した「データ」として経営学的に分析。日本の労働者の働き方や、アカデミズムが置いている暗黙の前提などを明らかにする。
著者紹介 神戸大学大学院経営学研究科教授。著書に「組織と個人」など。

目次

第1章 マンガ研究におけるアプローチ類型化の試み
  1 はじめに
  2 マンガの定義
  3 マンガ研究の4類型
  4 テキスト中心にマンガで研究する3つのアプローチ
  5 おわりに-アプローチの融合
  Column 1 マンガをデータにした研究
第1部 お仕事マンガの世界
第2章 お仕事マンガと社会の関連性
  1 はじめに
  2 ドキュメントとしてのお仕事マンガ
  3 マンガは社会をなぜ反映するのか
  4 マンガは社会をどのようにして反映するのか-マンガ原作からのアプローチ
  5 マンガは社会をどのようにして反映するのか-マンガと社会の関連性
  6 お仕事マンガは社会をどのようにして反映しているのか
  7 おわりに
  Column 2 お仕事マンガはどのように読まれているのか
第3章 マンガ業界の現在
  1 はじめに
  2 マンガのビジネスシステムと市場の変化
  3 編集者・マンガ家への聞き取り
  4 編集者の役割
  5 おわりに-お仕事マンガ研究への示唆
  Column 3 パラソーシャル関係とお仕事マンガ
第2部 お仕事マンガに見る日本人の働き方
第4章 サラリーマンの成功とワークライフ
  1 はじめに
  2 サラリーマンの誕生と北沢楽天
  3 サラリーマン・マンガのデータと分析
  4 時代に伴った変遷
  5 おわりに
第5章 日本の労働者のエートス
  1 はじめに
  2 日本の労働者のエートス
  3 分析対象とするお仕事マンガ
  4 マンガに見る労働エートス
  5 おわりに
第6章 バブル期若手社員の姿
  1 はじめに
  2 若手社員の示範的情報源としてのマンガ
  3 『なぜか笑介』の内容分析
  4 主要なテーマおよびシーンの出現頻度の推移と相互関係
  5 『なぜか笑介』の構成要素と構造
  6 おわりに-バブル期若手社員への教訓
  Column 4 お仕事マンガのどのようなコンテンツがウケるのか-『なぜか笑介』の誌内掲載順と内容との関連
第7章 「社畜」の誕生
  1 はじめに
  2 「社畜」概念の生成と変遷
  3 お仕事マンガにおける社畜
  4 社畜マンガと社畜概念
  5 おわりに-野性から社畜へ,生き方から手段・振る舞いへ
第3部 マンガに問い返される経営学
第8章 お仕事マンガに描かれた実践共同体
  1 はじめに
  2 実践共同体の理論
  3 なぜお仕事マンガを用いるのか
  4 『夏子の酒』
  5 『あんどーなつ』
  6 おわりに-実践共同体への参加
第9章 コメディが転倒する仕事の前提
  1 はじめに
  2 無能のサラリーマン・マンガ
  3 笑いにおける緊張と緩和
  4 無能のおかしみ
  5 おわりに
第10章 働きがいのジレンマとアイロニー
  1 はじめに
  2 「働きがい」を求める日本企業
  3 働きがいとは何か
  4 『働きマン』に見る,働きがいのジレンマとアイロニー
  5 おわりに
第11章 「中小零細」イメージを乗り越える
  1 はじめに
  2 中小零細企業に対するドミナント・イメージ
  3 『ナッちゃん』が描く仕事と町工場
  4 ブリコラージュとは
  5 おわりに
第4部 マンガで経営学を学ぶ
第12章 お仕事マンガのビジネスケースへの応用可能性
  1 はじめに
  2 ケース・メソッドによる学習とビジネスケースとしてのお仕事マンガ
  3 お仕事マンガを用いたケース・スタディの具体的手順
  4 おわりに
  Column 5 島耕作は,いつどこで誰と何を食べているか
第13章 マンガの共創知を目指して
  1 はじめに
  2 大学のグローバリゼーションとポップカルチャー研究
  3 共創を目指して-SUMS-Kobe International Research Workshop
  4 大学におけるマンガ研究と教育のポテンシャル
  5 おわりに