小島 毅/編 -- 法政大学出版局 -- 2024.12 -- 150.22

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資料詳細

タイトル 尊厳概念の転移
タイトルカナ ソンゲン ガイネン ノ テンイ
著者 小島 毅 /編, 加藤 泰史 /編  
著者カナ コジマ ツヨシ,カトウ ヤスシ
出版者 法政大学出版局
出版年 2024.12
ページ数 6,523,4p
大きさ 22cm
一般件名 倫理学-東洋 , 価値(哲学)
ISBN13桁 978-4-588-15141-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks
言語 jpn
分類記号 150.22
内容紹介 本居宣長、中江兆民、和辻哲郎、丸山眞男から、仏教、イスラム教、朝鮮朱子学、東学、現代の韓国、中国、台湾の哲学思想、そして文学まで。非欧米圏の伝統思想の内実に入り込み、「人間観」を再構成する。
著者紹介 東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。同大学大学院人文社会系研究科教授。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
日本群島と総合的人間 小倉 紀蔵/著 17-42
伝統思想における尊厳概念
  十七・十八世紀の日本思想とその方法から
清水 正之/著 43-69
「揺れる情(こころ)」の緩和ケア
  病棟で本居宣長を考える
土屋 宣之/著 70-100
人間と動物の本性は同じか異なるか
  朝鮮朱子学の人物性同異論争
金 光来/著 101-122
イスラム教における人間観
  カラーマと義務賦課の観点から
菊地 達也/著 123-144
イスラームにおける尊厳と尊厳死(消極的安楽死)
  ファトワーの分析を中心に
青柳 かおる/著 145-168
中江兆民思想における尊厳と自由・平等観
  フランス共和主義の導入を中心として
エディ・デュフルモン/著 171-192
近代仏教における縁起と尊厳 前川 健一/著 193-214
<弱さ>の尊厳の提起
  日本の「私小説」における日常生活の実相に導かれて
ギブソン松井佳子/著 215-236
和辻哲郎における尊厳概念
  人間存在の否定性
犬塚 悠/著 237-266
自由と徳性
  丸山眞男の尊厳認識
商 兆琦/著 267-291
東学の気化的人間観 趙 晟桓/著 295-310
朴鍾鴻哲学の創造的人間観における尊厳の問題 郭 旻錫/著 311-332
唐君毅の「自作主宰」
  人格尊厳の根拠として
小島 毅/著 333-352
張君【バイ】の憲法制定活動からみる「人間の尊厳」の思想的基盤 中村 元哉/著 353-366
周作人「人間の文学」に見る中国近代知識人の「人間」観 牧角 悦子/著 367-386
「科学と人生観」論争とその綻び
  一九二〇年代中国における尊厳の位置
石井 剛/著 387-412
日本統治時代の台湾人の尊厳とは?
  『台湾民報』系の言論を中心に
陳 文松/著,原口 直希/訳 413-435
戦後台湾における尊厳の概念史 陳 建守/著,古谷 創/訳 436-464
教育学者張彭春の思想過程とその「世界人権宣言」に対する影響
  一九二三~一九四八
劉 蔚之/著,胡 華喩/訳 465-513