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所蔵場所	請求記号	資料コード	資料区分	帯出区分	状態
閲覧室	/023.1/ﾋ/	117429704	成人一般	可能

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資料詳細

タイトル	近世・近代寺院蔵書の社会史
タイトルカナ	キンセイ キンダイ ジイン ゾウショ ノ シャカイシ
著者	引野 亨輔 ／著
著者カナ	ヒキノ キョウスケ
出版者	塙書房
出版年	2024.12
ページ数	7,485,13p
大きさ	22cm
一般件名	出版-日本 , 図書-歴史 , 仏教-日本 , 寺院-日本
ISBN13桁	978-4-8273-1357-4
言語	jpn
分類記号	023.1
内容紹介	日本的な商業出版の仕組みが整った江戸時代前期と活版印刷の導入が図られた明治前期の出版業界に注目。その影響力の伝播を確認するため当時の地域寺院の蔵書を分析し、各時期に生じた社会の変容や人々の心性の変化を考察する。
著者紹介	兵庫県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程後期修了。千葉大学文学部准教授を経て、東北大学大学院文学研究科准教授。著書に「近世宗教世界における普遍と特殊」など。

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目次

序章 寺院蔵書から出版文化の過去と現在を窺う

  はじめに

  第一節 先行研究の整理と課題の設定

  第二節 本書の構成と各章の概要

第一部 江戸時代の商業出版と仏教教団・寺院・僧侶

第一章 商業出版成立の衝撃と仏教知のゆくえ

  はじめに

  第一節 書籍目録のなかの仏書

  第二節 黎明期の商業出版と仏教諸宗檀林の整備

  第三節 仏教教団と民間書肆の結託

  第四節 民間に生まれた文化的権威とその御用書肆

  第五節 商業出版の成立と偽書の氾濫

  第六節 浄土真宗教団の商業出版対策

  第七節 江戸時代的な文献考証の確立と偽書のゆくえ

  おわりに

第二章 江戸時代の地域寺院における蔵書形成とその機能

  はじめに

  第一節 大東坊における蔵書形成と学僧大慶

  第二節 大東坊蔵書の分類

  第三節 江戸時代における僧侶の修学と書物知

  おわりに

第三章 経蔵のなかの「正統」と「異端」

  はじめに

  第一節 大慶の集書活動と「批判的読書」の展開

  第二節 大東坊における書物知の継承

  おわりに

第四章 「読書」と「異端」の江戸時代

  はじめに

  第一節 光蓮寺霊昌の追善供養奨励をめぐって

  第二節 光蓮寺霊昌を取り巻く社会環境

  第三節 光蓮寺霊昌の読書実践と思想形成

  おわりに

第二部 明治時代の出版技術革新と仏教教団・寺院・僧侶

第五章 近代仏書出版史序説

  はじめに

  第一節 明治期における仏書出版の数量分析

  第二節 東京の仏教系出版社とその戦略

  第三節 京都の老舗出版社と活版印刷・洋装製本

  第四節 京都の新興出版社とその戦略

  おわりに

第六章 経蔵のなかの「近世」と「近代」

  はじめに

  第一節 安芸国下蒲刈島弘願寺の環境と蔵書形成

  第二節 明治二六年弘願寺蔵書目録の分析

  第三節 龍猛収集蔵書の分析

  おわりに

終章 寺院蔵書からみた日本の出版文化と社会変容

  第一節 江戸時代前期における商業出版の成立とその特異性

  第二節 明治時代前期における活版印刷の導入と社会変容

  第三節 残された課題

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