菅根 幸裕/著 -- 慶友社 -- 2024.10 -- 387

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閲覧室 /387/ス/ 117428854 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 近世・近代の俗聖と地域社会
タイトルカナ キンセイ キンダイ ノ ゾクセイ ト チイキ シャカイ
著者 菅根 幸裕 /著  
著者カナ スガネ ユキヒロ
出版者 慶友社
出版年 2024.10
ページ数 300,4p
大きさ 22cm
一般件名 民間信仰-日本 , 僧侶
ISBN13桁 978-4-87449-078-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks
言語 jpn
分類記号 387
内容紹介 近世から近代における俗聖=半僧半俗の民間宗教者の果たした役割について考察。聖の活動をとおして、庶民生活の中に生きている宗教の実態を、豊富な史料を駆使して分析し、多様な宗教的要求に応えた聖の活動を生き生きと描く。

目次

序章 本書の課題と方法
  第一節 本研究の問題意識と対象
  第二節 近世宗教史研究と聖の位置
第一章 空也堂と空也聖
  はじめに
  第一節 空也堂と極楽院空也堂
  第二節 近世地誌類にみる空也堂と空也聖
  第三節 『祠曹雑識』にみる空也聖の諸様相
  おわりに
第二章 空也聖「茶筅」と身分向上
  はじめに
  第一節 A家史料
  第二節 茶筅・隠坊(三昧聖)の由来書
  第三節 宝永四年の『無常三昧聖伝記』
  第四節 行基系隠坊(三昧聖)としてのA家
  第五節 空也堂配下茶筅としてのA家
  おわりに
第三章 空也聖「鉢屋」と地域信仰
  はじめに
  第一節 「尼子経久乗取富田城并鉢屋千万歳の事」にみる鉢屋
  第二節 「経久の事」の示すもの
  第三節 河原巻物としての「本朝鉢屋之来由并雲州苫由緒之事」
  第四節 近世中期の伯耆国における鉢屋
  第五節 転法輪寺の空也伝承と空也信仰の展開
  第六節 空也信仰の形成と鉢屋
  第七節 京都空也堂と鉢屋
  おわりに
第四章 空也聖「鉢」の身分の向上
  はじめに
  第一節 丹後国末流と空也堂
  第二節 国分村片山鉢一件
  第三節 空也堂への口添依頼
  おわりに
第五章 近世関東における空也聖(鉢叩)の形成と展開
  はじめに
  第一節 宍倉村と近世地誌にみる宍倉空也堂
  第二節 空也入滅の記録をめぐって
  第三節 近世中期の空也堂
  第四節 空也堂と筑波町末流
  第五節 幕末・明治初期の空也堂
  第六節 空也堂縁起の示すもの
  おわりに
第六章 空也堂の近世・近代における変容について
  はじめに
  第一節 三巻の法皇・天皇焼香絵巻と焼香記録
  第二節 近代の焼香式
  第三節 近代における空也堂と六斎念仏講
  第四節 菊紋をめぐる一考察
  おわりに
第七章 近代社会と空也聖
  はじめに
  第一節 空也堂の再建と幕末維新期の末流の再構成
  第二節 六十六部廻国聖と空也堂
  第三節 「裏」を自認する在家念仏集団
  おわりに
第八章 近世時宗配下鉦打(沙弥)に関する一考察
  はじめに
  第一節 『祠曹雑識』にみる沙弥
  第二節 下総国利根川流域における沙弥
  おわりに
第九章 関東近世村落における雑業(キヨメ)の構造
  はじめに
  第一節 三昧聖としての鉦打
  第二節 中世における「飛脚役」としての鉦打
  第三節 近世史料にみる鉦打の雑業
  第四節 近世史料にみる鉦打の身分と立場
  おわりに
終章 まとめと課題