• NEW

Donald R.Olander/著 -- 丸善プラネット -- 2024.9 -- 539.51

所蔵

所蔵件数は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
閲覧室 /539.5/オ/ 117472050 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 原子炉燃料要素の基本物性とふるまい
タイトルカナ ゲンシロ ネンリョウ ヨウソ ノ キホン ブッセイ ト フルマイ
著者 Donald R.Olander /著, 今野 廣一 /訳  
著者カナ オランダー D.R.,コンノ コウイチ
出版者 丸善プラネット
出版年 2024.9
ページ数 34,995p
大きさ 27cm
一般件名 原子炉材料
ISBN13桁 978-4-86345-570-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 539.51
内容紹介 大学院の講義を基にした核物質の教科書及び原子力発電所用部材の設計・性能面に係わる技術者の参考書。統計熱力学、結晶学等の知識や酸化物燃料/被覆材の性質と照射挙動、燃料要素全体に対する性能計算を解説。章末問題付き。

目次

第1章 統計熱力学
  1.1 定義と用語
  1.2 カノニカル・アンサンブル内の確率分布
  1.3 熱力学的性質と分配関数
  1.4 理想気体
  1.5 数学記号
  1.6 追加図書
  1.7 問題
第2章 固体の熱物性
  2.1 固体の振動エネルギー
  2.2 規準モード解析
  2.3 振動分配関数
  2.4 アインシュタイン模型
  2.5 デバイ模型
  2.6 デバイ模型に従う比熱
  2.7 デバイ状態方程式
  2.8 フォノン
  2.9 数学記号
第3章 結晶構造
  3.1 立方晶の結晶構造
  3.2 ダイヤモンド構造
  3.3 六方晶系
  3.4 他の基礎格子系
  3.5 ミラー指数
  3.6 稠密構造
  3.7 イオン固体の結晶構造
  3.8 数学記号
  3.9 問題
第4章 固体の凝集エネルギー
  4.1 はじめに
  4.2 凝集金属
  4.3 イオン性固体の結合
  4.4 共有結合結晶
  4.5 数学記号
  4.6 追加図書
  4.7 問題
第5章 化学平衡
  5.1 多成分系
  5.2 化学ポテンシャル
  5.3 化学平衡の規準
  5.4 化学平衡の統計力学取扱
  5.5 化学平衡の巨視的熱力学取扱
  5.6 数学記号
  5.7 問題
第6章 固体の点欠陥
  6.1 格子不完全性の種類
  6.2 基本的結晶中の点欠陥
  6.3 平衡空孔濃度
  6.4 2空孔の平衡濃度
  6.5 格子間原子の平衡濃度
  6.6 2成分イオン性結晶中の点欠陥
  6.7 数学記号
  6.8 問題
第7章 固体の拡散
  7.1 フィックの法則
  7.2 拡散の原子的素描
  7.3 酔歩理論
  7.4 立方晶中の拡散機構
  7.5 絶体速度論に従うジャンプ頻度
  7.6 熱拡散
  7.7 表面拡散
  7.8 数学記号
  7.9 追加図書
第8章 転位と粒界
  8.1 単結晶中の滑り
  8.2 転位
  8.3 転位の歪エネルギー
  8.4 転位上の力
  8.5 転位の様々な様相
  8.6 隣接刃状転位間の相互作用力
  8.7 結晶粒界と結晶粒
  8.8 クリープ
  8.9 数学記号
第9章 UO2の状態方程式
  9.1 原子炉熔融事故
  9.2 相応状態理論の微視的基礎
  9.3 換算状態方程式
  9.4 UO2の臨界定数
  9.5 対応状態理論に基づくUO2状態方程式
  9.6 UO2に対する対応状態プロットの解説
  9.7 数学記号
  9.8 引用文献
  9.9 問題
第10章 燃料要素の熱挙動
  10.1 軽水炉と酸化物高速炉との比較
  10.2 酸化物燃料の熱的性質
  10.3 熱伝導率
  10.4 円筒状燃料棒の温度プロフィール
  10.5 まとめ
  10.6 数学記号
  10.7 引用文献
  10.8 問題
第11章 燃料化学
  11.1 はじめに
  11.2 ウラン酸化物とプルトニウム酸化物の状態図
  11.3 非化学量論酸化物中の欠陥構造
  11.4 (U,Pu)O2±χの酸素ポテンシャル
  11.5 燃料蒸発の熱化学
  11.6 酸素再分布
  11.7 アクチニド再分布
  11.8 数学記号
  11.9 引用文献
第12章 酸化物燃料要素内の固体核分裂生成物挙動
  12.1 分裂生成物の基本収率
  12.2 分裂生成物の物理状態
  12.3 酸化物燃料中の分裂生成物化学状態
  12.4 燃料酸素ポテンシャルへの燃焼効果
  12.5 分裂生成物の移動
  12.6 燃料-被覆相互作用
  12.7 固体分裂生成物に依る燃料スエリング
  12.8 数学記号
  12.9 引用文献
第13章 分裂ガスに依るスエリング
  13.1 はじめに
  13.2 一般考察
  13.3 原子サイズ欠陥の移動
  13.4 原子サイズ欠陥の反応速度
  13.5 拡散制約反応
  13.6 気泡合体速度定数
  13.7 気泡再溶解
  13.8 分裂ガス気泡の核生成
  13.9 静止気泡の成長
第14章 ポア泳動と燃料再組織化の運動論
  14.1 はじめに
  14.2 蒸気移送機構によるポア泳動
  14.3 気孔率の再分布運動論
  14.4 柱状晶粒の成長
  14.5 等軸晶粒の成長
  14.6 数学記号
  14.7 引用文献
  14.8 問題
第15章 分裂ガス放出
  15.1 はじめに
  15.2 実験技法
  15.3 反跳とはじき出し
  15.4 拡散放出の等価球模型
  15.5 単純拡散
  15.6 トラッピングを伴う拡散
  15.7 粒界気泡中のガス集積
  15.8 気泡相互連絡に依るガス放出離脱
  15.9 粒界によるガス気泡一掃
第16章 UO2の機械的性質
  16.1 単結晶UO2内の転位と辷りシステム
  16.2 UO2の弾性係数
  16.3 UO2の塑性挙動
  16.4 脆弱劈開理論
  16.5 クリープ理論
  16.6 拡散クリープ
  16.7 転位上昇で制御されるクリープ
  16.8 粒界辷り
  16.9 酸化物燃料中の熱クリープ
第17章 照射損傷
  17.1 はじめに
  17.2 2体弾性衝突の力学
  17.3 基本コンセプト
  17.4 ポテンシャル関数とエネルギー移行断面積
  17.5 電子のエネルギー損失
  17.6 変位閾値
  17.7 1次ノッコンによって生じる変位
  17.8 フォーカシングとチャネリング
  17.9 高速中性子束中の変位と損傷
第18章 金属の照射効果:硬化,脆化,破壊
  18.1 高速炉用金属構造材
  18.2 中性子照射中の鋼の微視的構造の発達
  18.3 機械物性試験
  18.4 照射硬化理論
  18.5 欠乏層による硬化
  18.6 非貫入性障害物による硬化-析出物とボイド
  18.7 ループ硬化
  18.8 被照射オーステナイト・ステンレス鋼の引張性質
  18.9 クリープ破壊
第19章 金属の照射効果:気泡スエリング,照射クリープ
  19.1 はじめに
  19.2 ボイドの観察特徴
  19.3 ボイドの核生成
  19.4 格子間転位ループの核生成
  19.5 点欠陥バランスとボイド成長則
  19.6 ボイド連続方程式とボイド・スエリング
  19.7 照射クリープ
  19.8 数学記号
  19.9 引用文献
第20章 ナトリウムとステンレス鋼の相互作用
  20.1 はじめに
  20.2 通常腐食
  20.3 ステンレス鋼の腐食と選択的浸出
  20.4 放射能含有の沈積と移送
  20.5 ナトリウム不純物化学と監視
  20.6 ステンレス鋼の浸炭と脱炭
  20.7 ステンレス鋼の機械的性質へのナトリウム曝露効果
  20.8 ナトリウム-燃料相互作用
  20.9 数学記号
第21章 燃料要素と集合体の機械的挙動モデル
  21.1 材料入力関数
  21.2 燃料ピンの機槭的振る舞い(割れ無し模型)
  21.3 燃料の割れ
  21.4 照射中の燃料要素変形
  21.5 他の炉心構成材上のボイド・スエリング
  21.6 燃料集合体曲がり
  21.7 スエリング問題の解
  21.8 数学記号
  21.9 引用文献
付録A 弾性理論
  A.1 平衡条件
  A.2 変位
  A.3 圧縮性関係
  A.4 応力-歪関係
  A.5 弾性歪エネルギー
  A.6 円柱座標
  A.7 数学記号
  A.8 追加資料