• NEW

金菱 清/著 -- 筑摩書房 -- 2024.10 -- 361.9

所蔵

所蔵件数は 1 件です。現在の予約件数は 1 件です。

所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
ティーン /361/カ/ 121187082 児童一般 可能 貸出中 iLisvirtual

資料詳細

タイトル フィールドワークってなんだろう
タイトルカナ フィールドワーク ッテ ナンダロウ
叢書名 ちくまプリマー新書
著者 金菱 清 /著  
著者カナ カネビシ キヨシ
出版者 筑摩書房
出版年 2024.10
ページ数 174p
大きさ 18cm
一般件名 フィールドワーク
ISBN13桁 978-4-480-68497-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 361.9
内容紹介 フィールドワークで「他者」を知り、あえて居心地の悪いザワツイてごつごつとした世界と出会おう。好奇心に満ちた世界の拡がりを実感してみよう。著者の調査の経験を紹介し、新しい世界の開き方を提示する。
著者紹介 関西学院大学社会学部教授。「生きられた法の社会学」で日本社会学会奨励賞、「3・11慟哭の記録」で出版梓会新聞社学芸文化賞受賞。

目次

はじめに
第1章 ユニークな研究-キャラを立てるには
  “巨額な”御花代/モノを奮い立たせる技法/死に規定された“幸せ”の国/異なる考えに出会う/キャラ立ち
第2章 一つの例から全体を問いなおす-ブラックスワンを探せ!
  ブラックスワン/ミルクボーイの漫才の捉え方/同化作用と異化作用/どこまで人間か/どこから人間なのか/ヤノマミにとって人間とは?
第3章 図と地の反転-幽霊と死者に聞く
  現場と理論の往復運動/送りの夏のモチーフ/死をどう受け止めるか/リアル「送りの夏」/図と地を逆転させる研究史の大切さ/日常生活に置き換えてみる
第4章 なぜ少数を扱うのか-俯瞰する観察眼
  経験的事実と可変的可能性/部屋の記述/文化資本と解釈労働/「水俣の甘夏」の思想/「荒地の家族」の共感しえない傷
第5章 自分のよって立つ足場を壊す-時間と空間を歪ます
  「当たり前」を揺さぶる/人が織りなす風景/スーパーで買う野菜の味/“立派な”公営住宅で増える孤独死/手紙に残された夢の話/鮮明な夢/死者との縁を考える/夢は時間を行き来するタイムマシン/受動的=プレゼント/ミシンとコウモリ傘との解剖台の上での偶然の出会い
第6章 探究する感覚を磨く-自分への再教育
  大人にはない感覚/モラル・エコノミー/「くらしのアナキズム」/パノプティコン(=一望監視施設)/世界の使い方/探究の時間
第7章 弱い人の声に耳をすます-世界の開き方
  単純ではない世界/一〇票の参政権を持つ人/空港の中の住所?/なぜそこを調査することに?/前代未聞の移転補償解決/ウンコの問題は重要/ムラにアスファルト敷けたら逆立ちしたる/空港敷地の公園化/絶望的な貧困を支えたお地蔵さん/出世した粗末な石/違法と不法を分ける、村の秩序
第8章 心地よい社会からの脱出-二重の世界を生きる
  ゲーテッドコミュニティ/感性的質/なめらかな社会とごつごつした社会/二重の世界の位置取り/架橋するフィールドワーク
おわりに