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岸 圭介/著 -- 筑摩書房 -- 2024.8 -- 807

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
ティーン /807/キ/ 121183073 児童一般 可能 貸出中 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 学力は「ごめんなさい」にあらわれる
タイトルカナ ガクリョク ワ ゴメンナサイ ニ アラワレル
叢書名 ちくまプリマー新書
著者 岸 圭介 /著  
著者カナ キシ ケイスケ
出版者 筑摩書房
出版年 2024.8
ページ数 206p
大きさ 18cm
一般件名 言語教育 , コミュニケーション
ISBN13桁 978-4-480-68492-9 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 807
内容紹介 ことばの意味と価値、聞く・話す・書く・読む・解くの5つの技能について解説。ことばの理解と子どもの成長との関わりを明らかにし、より高い学習能力とコミュニケーション能力を身につけるヒントを示す。
著者紹介 神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学大学院教育学研究科教科教育学専攻博士後期課程修了。同大学系属早稲田実業学校初等部教諭。博士(教育学)。専門は国語科教育学。

目次

はじめに
第1章 ことばの意味と価値-「ごめんなさい」に見えることばの学び
  「ごめんなさい」には違いがある/ことばの意味は経験で決まる/ことばの意味には「軽さ」と「重み」がある/親の感情と子どもの「はい」/「ごめんなさい」の「質」と「量」を考える/ことばが届く人と届かない人/ことばの価値は聞き手が決める/ことばに「悪意がない」という罪/「ことばの教育」の重要性
第2章 聞くこと-「しずかにしなさい」がうばうもの
  「聞くこと」の正体/話をしたい子ども、聞きたくない大人/「しずかにしなさい」がうばうもの/「話を聞く」≠「しずかにする」/「話を聞かない子」への誤解/話を聞くようになる境界線/「listen」のススメ/「話を聞けない子」の家庭環境/「なぜ人の話を聞くの?」への答え/子どもが話を聞く理由と「相手意識」
第3章 話すこと-「おはようございます」は必要ないか
  「あいさつ不要論」/「型」としてのあいさつ/ことばの意味や価値を増やす視点/「あいさつ」で友達ができる?/「親友」という危うさ/「安定した環境」で成長するとはかぎらない/「恥ずかしがりや」はチャンスを逃す/たった一回の「こんにちは」が…/ことばづかいが友人関係をつくる/ことばを使い分ける習慣
第4章 書くこと-「もう書けたよ」への正しい評価
  「書ける」の落とし穴/「学習」という名の作業/ひらがな練習が教えてくれる学習への姿勢/「早くしなさい」の弊害/生活習慣は学力に反映される/テストの点数だけではくらべられない/教育熱心な親が子どものやる気を失わせる/「数字」のあいまいさ/「点数」ではなく「内容」に目を向ける/テストで書いた「名前」が教えてくれるもの
第5章 読むこと-「すらすら読める」は読めているとはかぎらない
  「もっと本を読みなさい」の思い違い/「音読」は逆効果?/「すらすら読める」という不安/「おはよう」の表現は文脈で決まる/他人の頭の中は見えない/小学1年生の教材で「読む」という行為を考える/「形式」と「内容」の理解/「具体」と「抽象」の理解/「順序」の理由/「読む」、「聞く」、「話す」、「書く」はつながっている
第6章 解くこと-「算数ができない子」のつくられ方
  「うちの子は算数ができない」の裏側/小学1年生の足し算の難しさ/「見直し」の頻度/「見直し」の中身/ことばの理解が「計算力」に影響する/見直す習慣と「生活」/「算数ができない子」のつくられ方/「間違えること」は成長への通過点/「できた」、「わかった」の落とし穴/「解く価値」をどこに置くか/「解けること」をゴールにしてはいけない
おわりに-「ことばの教育」で子どもは伸びる