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石原 比伊呂/著 -- 勉誠社 -- 2024.5 -- 210.46

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
閲覧室 /210.4/イ/ 117426346 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 室町時代の将軍家と天皇家
タイトルカナ ムロマチ ジダイ ノ ショウグンケ ト テンノウ ケ
著者 石原 比伊呂 /著  
著者カナ イシハラ ヒイロ
出版者 勉誠社
出版年 2024.5
ページ数 10,520,22p
大きさ 21cm
一般件名 日本-歴史-室町時代 , 足利氏 , 天皇-歴史
ISBN13桁 978-4-585-32047-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 210.46
内容紹介 室町期の公武関係はいかにして成立、展開し、終焉にいたったのか。武家の長(足利将軍家家長)と公家の長(北朝天皇家)との関係の展開と基本構造を検討する。補論6本を新たに加えた増補改訂版。
著者紹介 聖心女子大学現代教養学部准教授。日本中世史(中世後期公武関係論)専攻。著書に「足利将軍と室町幕府」など。

目次

序章 研究史の整理と本書の視角
  一、研究史の整理
  二、本書の視角
第一部 南北朝期の足利将軍家と北朝天皇家
第一章 足利尊氏・直義兄弟と北朝天皇家
  はじめに
  第一節 尊氏・直義兄弟と公家社会
  第二節 天龍寺御幸と観応の擾乱
  おわりに
第二章 義詮期における足利将軍家の変質
  はじめに
  第一節 足利将軍家の先例
  第二節 義詮と朝廷
  第三節 足利将軍家の差別化
  おわりに
第三章 足利義満の対朝廷政策
  はじめに
  第一節 「王権簒奪計画説」の概要と批判
  第二節 足利義満と廷臣
  第三節 足利義満と北朝天皇家
  おわりに
第二部 室町幕府最盛期の足利将軍家と北朝天皇家
第四章 准摂関家としての足利将軍家
  はじめに
  第一節 大嘗会における義持
  第二節 義持と現任摂関
  おわりに
第五章 足利義持と後小松「王家」
  はじめに
  第一節 称光天皇と義持
  第二節 後小松「王家」と義持
  第三節 後小松「王家」の権威向上
  おわりに
補論一 『大嘗会仮名記』の作者に関する覚え書き
  はじめに
  第一節 経嗣の行動
  第二節 久我通宣の譴責
  おわりに
補論二 義満生前の足利義持
  はじめに
  第一節 儀礼的行為
  第二節 後継者としての演出
  第三節 任右大将
  おわりに
第六章 足利義教と義満・義持
  はじめに
  第一節 大嘗会における義教の行動
  第二節 義教と朝廷・天皇
  第三節 義教治世期における義満の先例
第七章 足利義教と北朝天皇家
  はじめに
  第一節 義教と後小松上皇
  第二節 義教と貞成親王・後花園天皇父子
  第三節 義教の政治姿勢と「鹿苑院殿佳例」
  おわりに
補論三 将軍空位期の室町幕府と公家社会
  はじめに
  第一節 改元事
  第二節 御官位事
  第三節 御名字事
  おわりに
補論四 足利義教の初政
  はじめに
  第一節 嗣立直後の義教と「公事」
  第二節 仏事と嗣立直後における義教の影響力
  第三節 「義教」改名
  おわりに
補論五 足利将軍家の規範先例
  はじめに
  第一節 義教以降の将軍の行動理念とその実態
  第二節 『足利家官位記』にみる足利家先例
  第三節 義満先例の非現実性と義持先例後景化の要因
  おわりに
第三部 将軍-天皇関係の本質と帰結
第八章 室町殿行幸に見る足利義教の位置づけ
  はじめに
  第一節 義教の行動様式
  第二節 簾中
  第三節 カワラケ
  おわりに
第九章 貢馬御覧に見る室町時代の公武関係
  はじめに
  第一節 貢馬御覧と武家社会
  第二節 貢馬御覧と公家社会
  第三節 貢馬御覧と将軍
  おわりに
第十章 義政期の将軍家と天皇家
  はじめに
  第一節 応仁の乱以前における義政と公家社会
  第二節 足利義政と北朝天皇家
  第三節 応仁の乱と公武関係の変化
  おわりに
終章 室町期公武関係の展開と構造
  第一節 室町期公武関係の形成
  第二節 室町期公武関係の基本形
  第三節 室町期公武関係の構造
  第四節 室町期公武関係の崩壊
補論六 足利家と天皇家の一体化は、どのように進行したのか?
  第一節 足利将軍家と「准摂関」
  第二節 「准摂関」化の実態と背景
  第三節 「王家」の執事
  第四節 「王権簒奪計画」説の再検討
  むすびにかえて