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ジョン・ロールズ/[著] -- みすず書房 -- 2024.5 -- 150.23

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
閲覧室 /150.2/ロ/1 117426122 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル ロールズ哲学史講義 上
タイトルカナ ロールズ テツガクシ コウギ
著者 ジョン・ロールズ /[著], バーバラ・ハーマン /編, 坂部 恵 /監訳, 久保田 顕二 /訳, 下野 正俊 /訳, 山根 雄一郎 /訳  
著者カナ ロールズ ジョン,ハーマン バーバラ,サカベ メグミ,クボタ ケンジ,シモノ マサトシ,ヤマネ ユウイチロウ
出版者 みすず書房
出版年 2024.5
ページ数 318p
大きさ 22cm
一般件名 倫理学-西洋
ISBN13桁 978-4-622-09713-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 150.23
内容紹介 道徳哲学の古典の詳細な読解をつうじて、道徳的構想が担う人間社会の公共的秩序と構造を探究する、ロールズ教授のハーバード大学での名講義。上は、ヒュームの道徳心理学からカントの定言命法までを論じる。
著者紹介 アメリカ合衆国ボルチモア生まれ。プリンストン大学で学位を取得。ハーバード大学で政治哲学・社会哲学を教えた。著書に「正義論」ほか。

目次

序論 近代哲学-一六〇〇年から一八〇〇年まで
  第一節 古典道徳哲学と近代道徳哲学
  第二節 ギリシアの道徳哲学の主要問題
  第三節 近代道徳哲学の背景
  第四節 近代道徳哲学の諸問題
  第五節 宗教と科学の関係
  第六節 科学と宗教に関するカントの見解
  第七節 歴史的文献の研究について
ヒューム
ヒュームⅠ 心理学化された道徳性、ならびに情念
  第一節 背景-懐疑論と自然信仰主義
  第二節 情念の分類
  第三節 第二巻第三部第三節の梗概
  第四節 (道徳外的)熟慮についてのヒュームの説明-公式見解
ヒュームⅡ 合理的熟慮と理性の役割
  第一節 ヒュームの公式見解をめぐる三つの問い
  第二節 三つのさらなる心理学的原理
  第三節 諸情念の体系を変容させるものとしての熟慮
  第四節 善への一般的欲求
  第五節 善への一般的欲求-情念であるか原則であるか
ヒュームⅢ 人為的徳としての正義
  第一節 諸学の首都
  第二節 ヒュームの問題の諸要素
  第三節 正義と所有権の起源
  第四節 正義の事情
  第五節 コンヴェンションの観念
  第六節 諸コンヴェンションの最善の機構としての正義
  第七節 発展の二つの段階
ヒュームⅣ 理性主義的直観主義への批判
  第一節 序論
  第二節 クラークのおもな主張のいくつか
  第三節 正と不正の内容
  第四節 理性主義的直観主義の道徳心理学
  第五節 ヒュームによる理性主義的直観主義批判
  第六節 ヒュームの第二の議論-道徳性は論証可能ではない
ヒュームⅤ 思慮ある観察者
  第一節 序論
  第二節 共感に関するヒュームの説明
  第三節 第一の反論-思慮ある観察者という考え方
  第四節 第二の反論-ぼろをまとった徳もなお徳である
  第五節 道徳感情の認識論的役割
  第六節 ヒュームには実践理性の概念があるか
  第七節 『本性論』の最終節
  付録 ヒュームによる『本性論』の否認
ライプニッツ
ライプニッツⅠ その形而上学的完全性主義
  第一節 序論
  第二節 ライプニッツの形而上学的完全性主義
  第三節 完全性という概念
  第四節 ライプニッツにおける真理の主語内述語説
  第五節 ライプニッツの真理観にたいするコメント
ライプニッツⅡ 態動実体としての魂-その自由
  第一節 完璧な個体概念は活動力を含む
  第二節 個別的理性的個体としての魂
  第三節 真の自由
  第四節 理性、判断、意志
  第五節 実践的観点についてのノート
カント
カントⅠ 『基礎づけ』-序文と第一章
  第一節 導入のためのコメント
  第二節 序文に関するいくつかの点-第十一-十三段落
  第三節 純粋意志という理念
  第四節 『基礎づけ』第一章のおもな議論
  第五節 善意志の絶対的価値
  第六節 理性の特別な目的
  第七節 善意志の二つの役割
カントⅡ 定言命法-第一の定式化
  第一節 序論
  第二節 理想的な道徳的行為者の特徴
  第三節 CI手続き、四つのステップ
  第四節 カントの第二の例-守るつもりのない約束
  第五節 カントの第四の例-無関心という格率
  第六節 与件への二つの制約
  第七節 動機の構造
カントⅢ 定言命法-第二の定式化
  第一節 定式化相互の関係
  第二節 第二の定式化の言明
  第三節 正義という義務と徳という義務
  第四節 人間性とは何か?
  第五節 消極的解釈
  第六節 積極的解釈
  第七節 結論-『基礎づけ』第二章(46-47<427-429>)への注解
カントⅣ 定言命法-第三の定式化
  第一節 道徳法則へ足を踏み入れる
  第二節 自立の定式化とその解釈
  第三節 理性の至高性
  第四節 目的の国
  第五節 道徳法則を直観に近づける
  第六節 アナロジーは何か?