山内 進/著 -- 東京大学出版会 -- 2024.5 -- 322.3

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資料詳細

タイトル 掠奪の法観念史
タイトルカナ リャクダツ ノ ホウカンネンシ
副書名 中・近世ヨーロッパの人・戦争・法
著者 山内 進 /著  
著者カナ ヤマウチ ススム
出版者 東京大学出版会
出版年 2024.5
ページ数 11,391,10p
大きさ 22cm
一般件名 法制史-西洋
ISBN13桁 978-4-13-031208-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 322.3
内容紹介 戦争の際に兵士によって行われた財物の「掠奪」は、中世はおろか近世においても、ヨーロッパ社会の常識であり合法とされていた。その分析をとおして、中・近世ヨーロッパの法観念をさぐる。補論を付加した増補新装版。
著者紹介 小樽生まれ。一橋大学大学院法学研究科博士課程単位修得退学。同大学名誉教授。専攻は西洋法制史。著書に「文明は暴力を超えられるか」など。

目次

第一章 掠奪
  一 三十年戦争期の掠奪
  二 傭兵
  三 習俗としての掠奪と中・近世ヨーロッパの「法観念」
第二章 人の掠奪
  はじめに
  一 捕虜の殺害
  二 捕虜の奴隷化
  三 捕虜の買い戻し
  四 買い戻しの国家化
第三章 物の掠奪
  はじめに
  一 キリスト教と物の掠奪
  二 掠奪の法
  三 掠奪の法理論
第四章 敵
  一 「敵」という観念
  二 フェーデ
  三 戦争において不可侵なるもの
  四 不可侵なるものに関する神学理論
  五 不可侵なるものに関する法理論
第五章 掠奪の非合法化
補論 人の掠奪とルソー・ポルタリス原則
  はじめに
  一 戦争の目的としての掠奪
  二 人の掠奪
  三 奴隷化の法理
  四 ルソー・ポルタリス原則
  結び