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ネットはなぜいつも揉めているのか
貸出中
津田 正太郎/著 -- 筑摩書房 -- 2024.5 -- 007.353
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所蔵件数は
1
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所蔵場所
請求記号
資料コード
資料区分
帯出区分
状態
ティーン
/007/ツ/
121178776
児童一般
可能
貸出中
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資料詳細
タイトル
ネットはなぜいつも揉めているのか
タイトルカナ
ネット ワ ナゼ イツモ モメテ イル ノカ
叢書名
ちくまプリマー新書
著者
津田 正太郎
/著
著者カナ
ツダ ショウタロウ
出版者
筑摩書房
出版年
2024.5
ページ数
271p
大きさ
18cm
一般件名
情報と社会
,
ソーシャルメディア
ISBN13桁
978-4-480-68483-7
言語
jpn
分類記号
007.353
内容紹介
日々起きる事件や出来事、問題発言をめぐって、ネットユーザーは毎日のように言い争っている。「炎上」を経験したメディア社会論者が、終わりのない諍いを生み出す社会やメディアのあり方を考える。
著者紹介
大阪府生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科単位取得退学。同大学メディア・コミュニケーション研究所教授。著書に「ナショナリズムとマスメディア」など。
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目次
はじめに
第一章 「表現の自由」をめぐる闘争
1 私の炎上体験
きっかけのツイート/押し寄せる批判/「パブリック・エネミー」になる/ネットバトルの波
2 表現の自由をめぐる論点
アニメ表現の影響とは何か/「公共の場所」とはいかなる場所か/名作の「アップデート」は認められるか/作品解釈の多様性
3 表現の自由とヘイトスピーチ
表現の自由のコストを誰が負担するのか
第二章 ソーシャルメディアの曖昧さと「権力」
1 ネット炎上とはなにか
「間メディア環境」におけるネット炎上/「間アプリ環境」の出現
2 文字だけのコミュニケーションの困難
闘うパソ通ユーザー/言葉が人間をつくる
3 メディアとしてのインターネット
インターネットのコミュニケーション特性/曖昧なソーシャルメディア/メッセージ解釈のズレ
4 対等性と社会関係の摩擦
ソーシャルメディアの対等性/ソーシャルメディア内の「権力」/「アテンションへの注目」と過剰評価
第三章 エコーチェンバーの崩壊と拡大する被害者意識
1 被害者の地位をめぐる競争
ネットバトルにおける被害者意識/「傷つきやすさ・弱さ=純粋さ・誠実さ」/非難される被害者
2 米国における政治的分極化とその背景
イデオロギー的分極化と感情的分極化/意見産業化・激怒産業化するメディア/被害者政治の背景/偽りの分極化はどのように進行するのか/「嫌がらせ」としての政策志向
3 怒りのソーシャルメディア
インターネット上での対立はどのように説明されてきたか/緩やかなエコーチェンバーの崩壊/「聞いて」はいるが「耳を傾けない」/「火事と喧嘩はネットの華」か?/被害者政治の帰結
第四章 「不寛容な寛容社会」とマスメディア批判
1 変化する日本社会
座席交換をめぐる論争/品行方正になった日本社会/寛容さの広がりと個人化
2 マナー向上のパラドクス
新たな迷惑行為の発見/乱反射する迷惑
3 マスメディア批判の焦点
マスメディアは信頼されているか/批判される原因はなにか/迷惑行為としての取材/変化する記者
4 「不寛容な寛容社会」の持続可能性
快適さの代償
第五章 二つの沈黙、二つの分断
1 ソーシャルメディアは民主主義にとって危険なのか
危機に瀕する民主主義?/民主主義国家の強みと弱み/陰謀論とフェイクニュース
2 民主主義にとっての沈黙の意味
沈黙の螺旋/もう一つの沈黙/埋没する多数派/二つの沈黙、二つの分断
3 望ましい沈黙、望ましい分断
価値判断をめぐる問題/フェミニズムとトランスジェンダー/争点と境界線
終章 単純さと複雑さのせめぎ合い
陰口としてのカテゴリー化/シニシズムとは何か/シニシズム・陰謀論・ポピュリズム/他者の目に映る世界/単純さと複雑さのせめぎ合い
注
あとがき
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