田村 文/著 -- 河出書房新社 -- 2024.4 -- 019.5

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
ティーン /019/タ/ 121178172 児童一般 可能 貸出中 iLisvirtual

資料詳細

タイトル いつかあなたに出会ってほしい本
タイトルカナ イツカ アナタ ニ デアッテ ホシイ ホン
副書名 面白すぎて積読できない160冊
叢書名 14歳の世渡り術
著者 田村 文 /著  
著者カナ タムラ アヤ
出版者 河出書房新社
出版年 2024.4
ページ数 276p
大きさ 19cm
一般件名 読書
ISBN13桁 978-4-309-61761-9 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 019.5
内容紹介 読み継がれる名作から異世界へ誘う傑作、世界の極上な物語、詩歌まで、読み始めたら止まらない160冊を紹介。「いつか君に出会ってほしい本」の続編。共同通信社文芸記者による連載「本の世界へようこそ」を書籍化。
著者紹介 埼玉県生まれ。共同通信社編集委員室編集委員。著書に「おばけになりたい!」「いつか君に出会ってほしい本」など。

目次

はじめに-作家の言葉
第1章|読み継がれるのには訳がある いつかあなたに出会ってほしい本
  1|人食い虎になった男の物語-『山月記』中島敦
  2|私は淋しい人間です-『こころ』夏目漱石
  3|ささやかな生が輝く-『ザボンの花』庄野潤三
  4|絵を踏むときの痛み-『沈黙』遠藤周作
  5|没落貴族の悲痛な心情-『斜陽』太宰治
  ●もっと読みたい
  『高瀬舟』森鷗外
  『小泉八雲集』小泉八雲、上田和夫訳
  『思讐の彼方に』菊池寛
第2章|異世界を歩く いつかあなたに出会ってほしい本
  1|美しく、残酷な物語-『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ、土屋政雄訳
  2|型破りで自由で痛快で-『日本アパッチ族』小松左京
  3|読みたい本を読むために-『図書館戦争』有川浩
  4|唯一の役割は子を産むこと-『侍女の物語』マーガレット・アトウッド、斎藤英治訳
  5|今、自由を手にしているか-『一九八四年』ジョージ・オーウェル、高橋和久訳
  ●もっと読みたい
  『華氏451度』レイ・ブラッドベリ、宇野利泰訳
  『時をかける少女』筒井康隆
  『蒲生邸事件』宮部みゆき
第3章|詩歌の言葉にノックアウト いつかあなたに出会ってほしい本
  1|心のシャッター切るように-『サラダ記念日』俵万智
  2|本当のことだけを決然と-『石垣りん詩集』石垣りん
  3|心が伸びやかになる-『新川和江詩集』新川和江
  4|沈黙するための言葉-『石原吉郎詩文集』石原吉郎
  5|イマジネーションの跳躍-『みすゞと雅輔』松本侑子
  ●もっと読みたい
  『寺山修司詩集』寺山修司
  『智恵子抄』高村光太郎
  『草野心平詩集』草野心平
第4章|旅があなたを鍛える いつかあなたに出会ってほしい本
  1|解き放たれていく旅-『深夜特急』沢木耕太郎
  2|小さな声に耳を傾ける-『インパラの朝』中村安希
  3|真の闇と本物の太陽-『極夜行』角幡唯介
  4|寂寥感漂う漂泊の文学-『道行きや』伊藤比呂美
  ●もっと読みたい
  『どくとるマンボウ航海記』北杜夫
  『もの食う人びと』辺見庸
  『ぼくの出会ったアラスカ』星野道夫
  『ドリトル先生航海記』ヒュー・ロフティング、井伏鱒二訳
第5章|人も社会も多様性に満ちている いつかあなたに出会ってほしい本
  1|世界中の人たちに伝えたい-『戦争を取材する』山本美香
  2|ずっと変わった人だった-『世界を、こんなふうに見てごらん』日高敏隆
  3|命を大切にする憲法をつくる-『1945年のクリスマス』ベアテ・シロタ・ゴードン、平岡磨紀子構成・文
  4|損な役回り引き受ける-『しんがり』清武英利
  5|読者のため、闘いに挑む-『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』佐々涼子
  ●もっと読みたい
  『聞く力』阿川佐和子
  『天、共に在り』中村哲
  『辞書になった男』佐々木健一
第6章|芸術の深淵に触れる いつかあなたに出会ってほしい本
  1|命の気配、命の予感-『蜜蜂と遠雷』恩田陸
  2|風景は心の祈り-『日本の美を求めて』東山魁夷
  3|描かずにはいられない-『月と六ペンス』サマセット・モーム、金原瑞人訳
  4|のたうち回って生きる-『眩』朝井まかて
  5|人生が立ち上がる瞬間-『羊と鋼の森』宮下奈都
  ●もっと読みたい
  『奇蹟の画家』後藤正治
  『楽園のカンヴァス』原田マハ
  『チューバはうたう』瀬川深
第7章|読み始めたら止まらない いつかあなたに出会ってほしい本
  1|どこからでもやり直せる-『ペテロの葬列』宮部みゆき
  2|偽りの親子の切ない逃避行-『八日目の蟬』角田光代
  3|目の前の仕事に誇りを持つ-『64(ロクヨン)』横山秀夫
  4|いま、ここで、仲間と-『神様からひと言』荻原浩
  5|驚くべき手口と執念-『破獄』吉村昭
  ●もっと読みたい
  『天地明察』冲方丁
  『夜のピクニック』恩田陸
  『オリンピックの身代金』奥田英朗
第8章|豊かに流れる子どもの時間 いつかあなたに出会ってほしい本
  1|本当にいるような気がして-『だれも知らない小さな国』佐藤さとる
  2|針金のように立ち上がる髪-『マイマイ新子』高樹のぶ子
  3|少年の心情を写し取る-『しろばんば』井上靖
  4|現実と異世界をつなぐ傘-『霧のむこうのふしぎな町』柏葉幸子
  5|互いを思って勇気をふるう-『点子ちゃんとアントン』エーリヒ・ケストナー、池田香代子訳
  ●もっと読みたい
  『ぼくのメジャースプーン』辻村深月
  『十五少年漂流記』ジュール・ヴェルヌ、波多野完治訳
  『ペンギン・ハイウェイ』森見登美彦
第9章|外国の物語に浸る いつかあなたに出会ってほしい本
  1|悲しくて、美しい友情-『老人と海』ヘミングウェイ、福田恆存訳
  2|痛烈な風刺、人間への絶望-『ガリヴァ旅行記』ジョナサン・スウィフト、中野好夫訳
  3|これは私のことだ-『82年生まれ、キム・ジヨン』チョ・ナムジュ、斎藤真理子訳
  4|問い突きつける犯罪小説-『罪と罰』ドストエフスキー、亀山郁夫訳
  ●もっと読みたい
  『変身』フランツ・カフカ、高橋義孝訳
  『停電の夜に』ジュンパ・ラヒリ、小川高義訳
  『虫とけものと家族たち』ジェラルド・ダレル、池澤夏樹訳
  『若草物語』オルコット、麻生九美訳
第10章|文学という愉楽 いつかあなたに出会ってほしい本
  1|優しくて、泣きたくなる-『博士の愛した数式』小川洋子
  2|生の悲しみが胸を打つ-『雪の練習生』多和田葉子
  3|別れの痛みを乗り越える-『ひとり日和』青山七恵
  4|世界の正常な部品になる-『コンビニ人間』村田沙耶香
  ●もっと読みたい
  『雪沼とその周辺』堀江敏幸
  『きことわ』朝吹真理子
  『冬の旅』辻原登
  『告白』町田康
おわりに-「本の虫」というほどではないけれど
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