篠崎 佑太/著 -- 思文閣出版 -- 2024.2 -- 210.55

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資料詳細

タイトル 近世後期の大名家格と儀礼の政治史
タイトルカナ キンセイ コウキ ノ ダイミョウ カカク ト ギレイ ノ セイジシ
叢書名 30s
著者 篠崎 佑太 /著  
著者カナ シノザキ ユウタ
出版者 思文閣出版
出版年 2024.2
ページ数 6,354,9p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-江戸時代 , 大名 , 儀礼
ISBN13桁 978-4-7842-2073-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 210.55
内容紹介 近世後期から幕末期にかけて、「内憂外患」の政治状況下で幕藩関係はいかなる変容を遂げたのか。大名家格のひとつである殿席と、御目見などの殿中儀礼との関係を分析することで、その実態を追究する。
著者紹介 東京都生まれ。中央大学大学院博士後期課程修了。博士(史学)。東京都公文書館史料編さん係専門員を経て、宮内庁書陵部研究職および中央大学兼任講師。

目次

序章
  一 本書の目的
  二 先行研究の整理と課題
  三 本書の分析視角と課題
  四 本書の構成
第一部 近世後期における大名殿席の展開
第一章 近世中期の幕藩関係と政治交渉
  はじめに
  一 松平宗矩の養子縁組をめぐる交渉
  二 一橋徳川家の後見と松平家の家格上昇
  三 松平重富の養子入りと家格上昇運動
  おわりに
第二章 十八世紀後期における大名家の家格の変化
  はじめに
  一 黒田治之の養子入りと家格の変化
  二 黒田斉隆の養子入りと家格の変化
  三 斉隆の死去と一橋徳川家の後見
  おわりに
補論 寛政期の江戸城殿中と殿席
  はじめに
  一 十八世紀後期の江戸城殿中
  二 寛政二年の目付の問題意識と評議
  三 寛政十年の殿中通路の増補
  おわりに
第三章 文政・天保期における大名家の家格上昇と集団化
  はじめに
  一 将軍家からの養子入りと家格の変化
  二 天保改革と大廊下席大名家の集団化
  おわりに
第四章 嘉永期における御家相続と家格
  はじめに
  一 松平誠丸の相続と家格
  二 八郎麿の川越藩松平家相続
  おわりに
第二部 幕末期の幕府政治と大廊下席大名の政治参加
第五章 嘉永期における徳川斉昭「参与」の実態と影響
  はじめに
  一 徳川斉昭「参与」の概要
  二 徳川斉昭「参与」の実態
  三 徳川斉昭「参与」の影響
  おわりに
第六章 安政四年における大廊下席大名の政治動向
  はじめに
  一 安政期大廊下席大名の交際
  二 大廊下席による同席会議の発端
  三 大廊下席大名による同席会議とその影響
  四 その後の大廊下席同席会議
  五 同席会議の議論と関心
  おわりに
第三部 幕末期の政治と殿中儀礼
第七章 文久の幕政改革と諸大名の政治参加
  はじめに
  一 松平慶永と文久の幕政改革
  二 池田慶徳の「国事周旋」
  三 黒田斉溥の「国事周旋」
  おわりに
第八章 元治元年の二条城
  はじめに
  一 元治元年の二条城殿中
  二 上洛に供奉した大名の登城と目的
  三 参予大名の登城と幕府政治
  おわりに
第九章 慶応期大坂城における殿中儀礼
  はじめに
  一 文久・元治期の将軍上洛と大坂城
  二 慶応期の大坂城における将軍
  三 在坂大名の儀礼
  おわりに
終章
  一 各部の総括と成果
  二 本書のまとめと展望