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島貫 悟/著 -- 東北大学出版会 -- 2024.2 -- 750.21

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
閲覧室 /750.2/ヤ/ 117165902 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 柳宗悦とウィリアム・モリス
タイトルカナ ヤナギ ムネヨシ ト ウィリアム モリス
副書名 工藝論にみる宗教観と自然観
著者 島貫 悟 /著  
著者カナ シマヌキ サトル
出版者 東北大学出版会
出版年 2024.2
ページ数 5,253p
大きさ 21cm
ISBN13桁 978-4-86163-392-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 750.21
内容紹介 なぜ工藝は人間にとって重要なのか? 民藝運動を主導した柳宗悦と、イギリスのアーツ・アンド・クラフツ運動の中心にいたウィリアム・モリスの工藝論を比較し、その背後にある宗教観・自然観との関わりを明らかにする。
著者紹介 埼玉県生まれ。東北大学大学院国際文化研究科博士後期課程修了。芝浦工業大学デザイン工学部非常勤講師。専門は美学、比較思想。

目次

序章 柳宗悦とウィリアム・モリス-問題の所在
  第一節 近代における産業化と柳及びモリスの工藝論-比較の意義
  第二節 先行研究の分析と本書の構成
第Ⅰ部 柳の工藝論と宗教観・自然観のつながり
第一章 柳の工藝論と仏教思想
  第一節 柳の工藝論に対する肯定的評価と否定的評価
  第二節 民藝論理解の一つの典型
  第三節 民藝論の正確な理解に向けて
第二章 柳の工藝論における「自然」概念と宗教観のつながり
  第一節 『工藝の道』における「自然」の三つの意味-仏・神・山川草木
  第二節 『工藝の道』における「自然」概念と柳の宗教観・自然観
  第三節 柳の「協団」論と宗教観・自然観のつながり-「無心の美」とキリスト教社会主義の融合
第Ⅱ部 モリスの工藝論と宗教観・自然観のつながり
第三章 モリスの社会主義とキリスト教理解
  第一節 問題の所在
  第二節 キリスト教の歴史に対するモリスの理解
  第三節 神及び死後の世界についてのモリスの認識
第四章 モリスの工藝論に宿る宗教性-ジョン・ラスキンからの影響
  第一節 モリスの宗教遍歴-幼少期からオックスフォード時代まで
  第二節 モリスの工藝論の源泉-ラスキンの宗教観と藝術論
  第三節 ラスキンとモリスの思想的関係
第五章 モリスの工藝論と古代北欧思想のつながり
  第一節 北欧思想がモリスに与えた影響-「社会主義の宗教」と後期散文ロマンスの自然観
  第二節 モリスの工藝論と古代北欧思想
  第三節 古代北欧思想と中世キリスト教の関係についてのモリスの理解-近代宗教学からの影響
第Ⅲ部 柳とモリスの思想的関係の再考
第六章 柳とモリスの美意識の比較
  第一節 柳から見たモリス
  第二節 モリスの美意識-ゴシックの美を求めて
  第三節 柳とモリスの美意識の共通性及び差異
第七章 柳とモリスの工藝論及び宗教観・自然観の比較
  第一節 柳とモリスの工藝論の共通点
  第二節 柳とモリスの工藝論の相違点