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近代チベット政治外交史
貸出可
小林 亮介/著 -- 名古屋大学出版会 -- 2024.2 -- 222.9
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所蔵場所
請求記号
資料コード
資料区分
帯出区分
状態
閲覧室
/222.9/コ/
117165506
成人一般
可能
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資料詳細
タイトル
近代チベット政治外交史
タイトルカナ
キンダイ チベット セイジ ガイコウシ
副書名
清朝崩壊にともなう政治的地位と境界
著者
小林 亮介
/著
著者カナ
コバヤシ リョウスケ
出版者
名古屋大学出版会
出版年
2024.2
ページ数
10,328,89p
大きさ
22cm
一般件名
チベット問題
ISBN13桁
978-4-8158-1146-4
言語
jpn
分類記号
222.9
内容紹介
東アジア国際秩序の構造転換を前に、ダライ・ラマ政権は勢力を維持すべくいかに行動したか。そこで主張された「独立」「自治」の意味とは。現代に至るチベット問題の起源を、チベット語を中心とする一次史料に基づき究明する。
著者紹介
筑波大学大学院人文社会科学研究科博士課程修了。九州大学大学院比較社会文化研究院准教授。
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目次
序章
一 清朝崩壊とチベット
二 シムラ会議とチベット
三 先行研究
四 史料
五 本書のさらなる課題
六 本書の構成
第Ⅰ部 境界地域をめぐる相剋
第一章 ダライ・ラマ政権と清朝の境界地域
一 はじめに
二 ダライ・ラマ政権とカムおよびアムド
三 境界の画定
四 金川戦争後のカム
五 一九世紀のダライ・ラマ政権と境界地域
第二章 ダライ・ラマ政権のカム支配(一八六五~一九一一年):前編
一 はじめに
二 一九世紀後半、ダライ・ラマ政権のカム東部進出
三 ダライ・ラマ政権のカム支配の始動
四 清朝の対応
五 小結
第三章 ダライ・ラマ政権のカム支配(一八六五~一九一一年):後編
一 はじめに
二 一九世紀末、カム支配をめぐる相剋
三 清末新政の始動
四 ダライ・ラマ政権のカム支配の終焉
五 小結
第四章 ダライ・ラマ政権のカム支配とデルゲ王国(徳格土司)
一 はじめに
二 デルゲ王国と清朝・チベット関係
三 ダライ・ラマ政権によるデルゲ支配
四 王位継承問題
五 デルゲ帰属問題の形成
六 小結
第Ⅱ部 近代国際社会とチベット
第五章 日露戦争とチベット
一 はじめに
二 黎明期のチベット・日本関係と国際社会
三 日露戦争下での接触
四 川島浪速宛チベット語書簡(一九〇五年)
五 小結
第六章 チベットとアメリカの邂逅
一 はじめに
二 ロクヒルとチベット
三 五台山と北京にて
四 インドからの書簡
五 小結
第七章 辛亥革命とチベット・日本関係
一 はじめに
二 明治日本の仏教界とチベット
三 川島浪速宛書簡(一九〇九年)とその背景
四 辛亥革命とその後
五 小結
第八章 ルンシャル使節団とイギリス
一 はじめに
二 ルンシャル使節団とダライ・ラマ一三世の親書
三 書簡の翻訳をめぐって
四 イギリスと中国の反応
五 小結
第Ⅲ部 政治的地位と境界をめぐって
第九章 チベットの政治的地位とシムラ会議
一 はじめに
二 チベット語会議録『クンセルメロン』について
三 シムラ会議における翻訳概念
四 シムラ条約の調印
五 小結
第十章 シムラ会議・境界紛争・停戦協定
一 はじめに
二 「チベット」をめぐる構想と抗争
三 「内チベット」をめぐる相剋
四 チャムド停戦協定
五 ロンパツァ協定とその後
六 小結
第十一章 境界紛争と僧院
一 はじめに
二 チベット仏教僧院と境界問題
三 タルギェー僧院とダライ・ラマ政権
四 タルギェー僧院と境界紛争(一九三〇~三三年)
五 僧院復興をめぐる交渉
六 小結
終章
一 境界問題の形成
二 近代国際社会との関わり
三 シムラ会議とその後
四 「事実上の独立」の終焉
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