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「名づけられない」病いの軌跡
貸出可
上野 彩/著 -- 生活書院 -- 2024.2 -- 490.145
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所蔵場所
請求記号
資料コード
資料区分
帯出区分
状態
閲覧室
/490.1/ウ/
117346387
成人一般
可能
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資料詳細
タイトル
「名づけられない」病いの軌跡
タイトルカナ
ナズケラレナイ ヤマイ ノ キセキ
副書名
希少未診断の社会学
著者
上野 彩
/著
著者カナ
ウエノ アヤ
出版者
生活書院
出版年
2024.2
ページ数
209p
大きさ
21cm
一般件名
患者
,
医療社会学
ISBN13桁
978-4-86500-167-9
言語
jpn
分類記号
490.145
内容紹介
公的支援・保障の埒外に置かれる、希少未診断をはじめとする「名づけられない」病いの病者・患者たち。彼/彼女たちは疾患にどのように対応し、どのように自身の生を築いているのか、その過程を記述する。
著者紹介
大阪大学大学院人間科学研究科学位取得退学。独立行政法人日本学術振興会特別研究員。専攻は社会学(とくに医療・地域)。
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目次
序章
1 「名づけられない」疾患
2 本書の目的と各章の概説
3 調査概要と分析の視点-病みの軌跡理論とライフストーリー
4 「名づけられない」病いと希少未診断-類似疾患との差異と希望
第1章 診断に依拠できない患者の存在
1 患いに関する三つの視点-Disease,Illness,Sickness
2 新しい疾患形態-IRUDプロジェクトの動向を踏まえて
3 類似疾患患者の経験と診断-希少疾患とMUS
4 希少未診断という定義
第2章 疾患に規定されている医療社会学
1 はじめに
2 病人役割の限界と正統性の議論
3 病みの軌跡理論とバイオグラフィカルワーク
4 「診断の社会学」とその限界
5 各理論枠組みによって示される診断の重要性と本書の目的
第3章 疾患による病気の規定
1 本章の位置づけ
2 難病政策の変遷
3 調査方法
4 難病研究・医療ワーキンググループ、厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会、第一八六回衆議院/厚生労働委員会の議事録より
5 厚生労働省側の「反応」に見せかけた拒絶
6 難病政策・難病法における疾患の役割と「病気(ailment)」の三連構造
第4章 苦しみを表現する「言葉」をもてない者たち
1 社会的、学術的関心の枯渇
2 調査概要
3 分析方法
4 「がん」との比較
5 メタファーとしての「がん」が示すもの
6 何も突きつけられない苦しみ-「霧」
7 事例検討に向けて
第5章 働かなければならない患者と病人役割
1 患者の就労状況
2 就労しなければならない患者-職場における病人役割
3 調査対象者Oさんについて
4 身体の状態を表す「言葉」をもたないことによる辞職と転職
5 「知覚」をもたないがゆえの確定診断の遅れ
6 「名づけられない」ことによって築けたキャリアとその限界
7 「名づけられない」ことによって脆弱化する病人役割
第6章 「名づけられない」患者の病人役割の取得過程と管理
1 語りによるバイオグラフィーの再構成と診断
2 病人役割の取得過程について
3 フィールドについて
4 調査対象者Aさんについて-移住経験の整理
5 移住による「母親的役割」からの解放と病人役割の管理
6 移住の選択における地域文化の役割-「魂の成長」のための「ギフト」
7 病みの軌跡の不在による“希望”
第7章 病みの軌跡の援用可能性
1 同病者との交流と限界-病みの軌跡の援用
2 病いの語り研究の蓄積と批判
3 調査対象者Sさんについて
4 希少未診断疾患への意味づけ-CML経験による「信念」の構築
5 CML経験で構築された医療への「信頼」-伴走することで達成される生の安定化
6 「共有感覚」の欠如-「個」として背負わなければならない苦しみ
7 患いではなく、生きることへの意味づけの転換
終章 軌跡をもたない者の苦しみ
1 境界がない「霧」という苦しみ-生の連続性
2 往来によって築かれる未知への対処-適応のパラドックス
3 MUS患者と希少未診断患者の差異-多様性の構造
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