高田 知紀/著 -- 法律文化社 -- 2024.3 -- 369.3

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閲覧室 /369.3/タ/ 117345827 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 神と妖怪の防災学
タイトルカナ カミ ト ヨウカイ ノ ボウサイガク
副書名 「みえないリスク」へのそなえ
著者 高田 知紀 /著  
著者カナ タカダ トモキ
出版者 法律文化社
出版年 2024.3
ページ数 9,188,6p
大きさ 21cm
一般件名 災害予防 , 妖怪 , 神社
ISBN13桁 978-4-589-04321-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 369.3
内容紹介 巨大地震や暴風雨などの自然災害に、地域社会はどう備えるのか。地域で語り継がれる神と妖怪の存在に着目し、「民間伝承」と「神社空間」を地域防災に活かす、実践的知見を提示する。
著者紹介 兵庫県生まれ。東京工業大学大学院社会理工学研究科博士後期課程修了。博士(工学)。兵庫県立大学自然・環境科学研究所准教授。著書に「自然再生と社会的合意形成」など。

目次

序章 防災における知的資源としての神と妖怪
第Ⅰ部 風景のなかの災害リスク
第1章 空間・時間・人間のあいだに立ち現われる風景
  1 風景の空間的・時間的構造
  2 みえているものをそのままみているのではない
  3 「立ち現われ」への還元
第2章 語ることによる災害リスクマネジメント
  1 災害リスクマネジメントの意義
  2 日本の伝統的リスク概念としての「わざわい」
  3 わざわいを語ることによる災害リスク対応
第Ⅱ部 妖怪と防災教育
第3章 災害リスクを伝達する装置としての妖怪
  1 不可解な事象を理解するための妖怪
  2 妖怪の出現する場所の多様性
  3 自然災害への対応を語る妖怪伝承
第4章 妖怪を知的資源として活用した防災教育プログラム
  1 防災教育をめぐる現状と課題
  2 妖怪伝承を活用した安全ワークショップの枠組みの検討
  3 妖怪安全ワークショップの実践
  4 風土性と身体性に基づく安全教育プログラムの構築に向けて
第Ⅱ部 神と防災コミュニティ
第5章 わざわいへの対応に向けた神社空間の形成経緯
  1 神社を空間としてとらえる視点の重要性
  2 神社空間形成の五つの類型
  3 神社空間に刻まれたわざわいの履歴
第6章 神社空間の災害リスクポテンシャル
  1 東日本大震災の被災地における神社への注目
  2 南海トラフ巨大地震による津波リスクと神社の立地特性
  3 自然災害に対する神社空間の総合的安全性
  4 防災計画において神社空間に着目することの意義
第7章 神社空間を軸とした防災コミュニティの構築
  1 地域神社の持続可能性に関する諸課題
  2 地域に開かれた神社マネジメント
  3 防災コミュニティ形成の契機としてのフィールドツアー
  4 地域防災における「無病息災」の意義
  5 神社を核とした防災コミュニティ形成のスタートアップガイド
終章 みえないリスクへそなえるために