大島 岳/著 -- 青弓社 -- 2023.11 -- 498.6

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閲覧室 /498.6/オ/ 117341461 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル HIVとともに生きる
タイトルカナ エイチアイヴイ ト トモ ニ イキル
副書名 傷つきとレジリエンスのライフヒストリー研究
著者 大島 岳 /著  
著者カナ オオシマ ガク
出版者 青弓社
出版年 2023.11
ページ数 326p
大きさ 21cm
一般件名 エイズ
ISBN13桁 978-4-7872-3530-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 498.6
内容紹介 ゲイ男性を中心にHIV陽性者百余人と交流し、22人のライフヒストリー、かれらが書いた手記などの史資料から、HIVとともに生きる人々に深く迫る生活史研究。どのような苦悩を経験し、どう希望を模索してきたのかを探る。
著者紹介 明治大学情報コミュニケーション学部専任助教。専攻は社会学、生活史・オーラルヒストリー研究、ジェンダー・セクシュアリティ研究。

目次

序章 性と病い/健康をめぐるフィールドワーク
  1 HIV/エイズについて
  2 HIVをめぐる社会学的想像力
  3 HIV陽性になるということ
  4 HIVをめぐるオートエスノグラフィー
  5 フィールドワークとしての日常生活
  6 本書の問いと意義
第1章 HIVをめぐる社会学的研究
  1 社会的病いとしてのHIV/エイズの歴史
  2 HIVとともに生きる人々をめぐる研究の系譜
  3 本書の位置づけ
  4 本書の目的と意義
  5 研究方法・調査概要
  6 本書の構成
第2章 フィールドとしての個人
  1 ライフヒストリー研究と批判理論
  2 病いの語り、病いの軌跡、傷ついた物語の語り手
  3 素人専門家(Lay Expert)から当事者のより積極的な参画(GIPA Principle)へ
  4 HIVとともに生きること
  5 小括
第3章 当事者から始まるエイズ・アクティヴィズム
  1 リヴィング・ポリティクス
  2 ゲイ雑誌「G‐men」にみるグラスルーツ・アクティヴィズム
  3 「SHIP NEWSLETTER」手記にみるヘルスリテラシー向上実践
  4 ピアサポートの変遷と現在的意義・課題
  5 地域でのケアの担い手
第4章 スティグマとレジリエンスの社会学
  1 HIVに関するスティグマの概念化
  2 重層的スティグマと社会的排除
  3 レジリエンスへの着目
  4 社会的排除からの対抗戦略
第5章 混沌を受容できる場/関係性
  1 混沌をライフヒストリーの一部として受容する力
  2 親密性と共同性を紡ぐ「愛の技法」
  3 小括
第6章 ラディカル・ライフヒストリー研究に向けて
  1 生きるための理論に向けて
  2 ラディカル・ライフヒストリー研究に向けて
  3 声なき声としての「混沌の語り」に敬意を払うこと
  4 「HIVとともに生きる」とはどのようなことか
  5 本書の限界と今後の展望
終章 まとめ