中西 啓喜/著 -- 勁草書房 -- 2023.11 -- 373.1

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資料詳細

タイトル 教育政策をめぐるエビデンス
タイトルカナ キョウイク セイサク オ メグル エビデンス
副書名 学力格差・学級規模・教師多忙とデータサイエンス
著者 中西 啓喜 /著  
著者カナ ナカニシ ヒロキ
出版者 勁草書房
出版年 2023.11
ページ数 10,257,25p
大きさ 20cm
一般件名 教育政策
ISBN13桁 978-4-326-29936-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 373.1
内容紹介 なぜエビデンスに基づく教育政策の議論は困難なのか。教育政策に有益なエビデンスをいかに科学的な手続きにより得るか。学級規模の議論を中心に、因果推論、データマイニングを組み合わせた分析を展開する。
著者紹介 三重県生まれ。青山学院大学大学院教育人間科学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。桃山学院大学社会学部准教授。著書に「学力格差拡大の社会学的研究」など。

目次

序章 教育研究における「エピソード」から「エビデンス」へという趨勢
  1 教育に求められるエビデンスと規範
  2 教育政策に求められるエビデンス
  3 EBPMと公共政策学
  4 本書で扱う教育エビデンスの議論
  5 本書の構成
第一章 科学的エビデンスとは何か
  1 科学的エビデンスとは何か
  2 科学的エビデンスの構成要素
  3 EBPMへの懐疑
  4 教育研究におけるエビデンスの定義と範囲
第二章 日本の義務教育における学級の位置づけ
  1 日本の教育機会均等はどのように仕組まれているか
  2 教育の衡平性に関するエビデンス
  3 社会問題として注目される教師の労働
  4 学級規模縮小をめぐる綱引き
  5 要約と分析課題の設定
第三章 学級規模を通じた衡平性と適切性の実証的検討
  1 より多くの教育支出には意味があるか?
  2 先行研究のレヴューと分析課題の設定
  3 データ、変数、分析戦略
  4 分析
  5 まとめとインプリケーション
第四章 固定効果モデルによる学級規模が学力に与える効果推定
  1 学級規模と学力の因果推論
  2 先行研究のレヴューと分析課題の設定
  3 データと変数
  4 分析戦略
  5 分析
  6 まとめとインプリケーション
第五章 教師にとっての学級規模
  1 問題の所在
  2 先行研究の検討と分析課題の設定
  3 データと変数
  4 分析
  5 教師からみた学級規模と多忙さ
  6 知見の要約
補論 なぜ「#教師のバトン」をつなぎたくないのか?
  1 教師のなり手不足という問題
  2 OECD国際教員指導環境調査の分析
  3 分析結果
  4 まとめと考察
第六章 教育・福祉の公的負担意識の趨勢分析
  1 教育劣位社会とされる日本の公教育意識
  2 国際比較および経年比較から見た日本の公教育費への意識
  3 JGSSデータを用いた趨勢分析
  4 教育劣位社会脱却への萌芽
終章 定量的・非定量的エビデンスを用いた教育政策の議論に向けて
  1 知見の要約
  2 本書の位置づけ