呉 叡人/[著] -- みすず書房 -- 2023.10 -- 311.2224

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資料詳細

タイトル フォルモサ・イデオロギー
タイトルカナ フォルモサ イデオロギー
副書名 台湾ナショナリズムの勃興1895-1945
著者 呉 叡人 /[著], 梅森 直之 /訳, 山本 和行 /訳  
著者カナ ゴ エイジン,ウメモリ ナオユキ,ヤマモト カズユキ
出版者 みすず書房
出版年 2023.10
ページ数 8,451,65p
大きさ 20cm
一般件名 政治思想-台湾 , ナショナリズム , 台湾-歴史-日本統治時代
ISBN13桁 978-4-622-09649-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 311.2224
内容紹介 日清戦争後、51年にわたり日本の植民地支配下に置かれた台湾。その<東洋的植民地主義>の下で、台湾人はいかにして自らをネーションの政治的形式を想像し、そこに文化的内容を付与していったのか。その葛藤的過程を描く。
著者紹介 台湾桃園生まれ。シカゴ大学政治学博士。中央研究院台湾史研究所副研究員。著書に「台湾、あるいは孤立無援の島の思想」など。

目次

第一章 植民地台湾とナショナリズムの諸理論
  第一節 台湾ナショナリズムという問い
  第二節 文献の検討
  第三節 本書の主張
  第四節 本書の構成と方法論
第二章 差別的包摂
  第一節 はじめに
  第二節 大日本帝国再考
  第三節 差別的包摂-周縁における日本の植民地的国民形成
  第四節 小結
第三章 ナショナルになってゆく
  第一節 はじめに-国家に反逆するネーション
  第二節 割譲-分かたれた想像の出発点
  第三節 「台湾は台湾人の台湾ならざるべからず」-同化主義と自治主義の相克
  第四節 ネーションとは何か?-左右の対立
  第五節 小結-武装解除された預言者?
第四章 ネーションになる
  第一節 はじめに
  第二節 文化の誕生-一九一九-一九二一
  第三節 文化の崩壊-一九二三-一九二九
  第四節 文化の再生-一九三〇-一九三七
  第五節 小結-断ち切られた想像
第五章 東洋的植民地主義下のナショナリズム
  第一節 台湾と植民地ナショナリズムの<アンダーソン=チャタジー・テーゼ>
  第二節 沖縄および朝鮮によるテーゼの検証
  第三節 結語-近代性、そして主体形成の二つの論理
補論
  国民国家の拡張と初期の帝国形成-イングランドのケルト辺境併合、アメリカの大陸的拡張、日本の北東アジア辺境包摂の予備的比較
  消滅の記念碑?-植民地時代後期における台湾ナショナリズムの悲哀に満ちた変容(一九三七-一九四五)