高橋 修/著 -- 高志書院 -- 2023.9 -- 210.4

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閲覧室 /210.4/タ/ 117162313 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 中世水軍領主論
タイトルカナ チュウセイ スイグン リョウシュロン
副書名 紀州熊野からのアプローチ
著者 高橋 修 /著  
著者カナ タカハシ オサム
出版者 高志書院
出版年 2023.9
ページ数 249p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-中世 , 水軍
ISBN13桁 978-4-86215-239-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 210.4
内容紹介 地域社会に影響力を及ぼし、海上での軍事活動や広域にわたる経済活動を展開した熊野地方・紀伊半島の水軍領主の姿を、平安時代から戦国時代にかけてのいくつかの局面に焦点を当てながら復元。その領主支配の特質を考察する。

目次

序論 水軍領主論の軌跡、熊野水軍研究の焦点
  はじめに
  1 水軍領主論の系譜
  2 熊野三山研究の中で
  3 熊野の水軍領主と地域社会
  4 熊野水軍研究をめぐる新しい動き
  5 熊野と陸奥、紀伊半島と瀬戸内
  6 本書の構成
第Ⅰ部 熊野水軍と地域社会
第1章 別当湛増と熊野水軍
  はじめに
  1 三山・別当・湛増
  2 湛増の挙兵と熊野水軍
  3 田辺別当家の興亡と熊野水軍
  4 熊野海賊の蜂起と武士勢力の自立
  おわりに
付論 平忠度とその生誕地伝説
  はじめに
  1 忠度の最期
  2 忠度の出自と熊野別当家
  おわりに
第2章 海辺の水軍領主、山間の水軍領主
  はじめに
  1 安宅氏・小山氏の来住とその契機
  2 内乱と家系の簒奪
  3 水軍領主安宅氏・小山氏の基盤
  おわりに
付論1 戦国・織豊期の安宅氏・小山氏
  はじめに
  1 応仁の乱へ
  2 畠山尚順・稙長の時代
  3 水軍領主たちの末路
  4 「安宅一乱記」の虚構と史料的価値
  5 安宅氏・小山氏による寺社の整備
  おわりに
付論2 熊野山中の領主
第3章 水軍領主、二つの相貌
  はじめに
  1 長政家と長高家
  2 鵜殿法橋長存と吉田経俊
  3 鵜殿法眼覚賢
  4 水軍領主として
  おわりに
第Ⅱ部 熊野から陸奥へ、紀伊半島と瀬戸内
第4章 名取熊野社の中世
  はじめに
  1 奥州藤原氏と熊野別当-十二世紀-
  2 名取熊野堂と大門山-十三世紀~十四世紀前半-
  3 名取熊野三山の成立-十四世紀半ば~後半-
  おわりに
付論1 熊野信仰を担った人々
  はじめに
  1 熊野詣と先達
  2 三山の本願寺院
  3 諸国の山伏・比丘尼
  おわりに
付論2 本願が所持した「熊野権現縁起絵巻」
  1 県博本「縁起」の出現
  2 物語の構成
  3 万行法印の発見
第5章 村上水軍と海の雑賀衆
  はじめに
  1 過所旗の遺存事例と「村上武吉過所旗」
  2 村上武吉と過所旗
  3 向井強右衛門尉と加太、雑賀
  おわりに