威知 謙豪/著 -- 同文舘出版 -- 2023.8 -- 336.92

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資料詳細

タイトル 金融資産の認識中止に関する会計基準
タイトルカナ キンユウ シサン ノ ニンシキ チュウシ ニ カンスル カイケイ キジュン
副書名 設定根拠と変化の経路
著者 威知 謙豪 /著  
著者カナ タケチ ノリヒデ
出版者 同文舘出版
出版年 2023.8
ページ数 15,318p
大きさ 22cm
一般件名 企業会計原則 , 金融商品会計
ISBN13桁 978-4-495-21053-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 336.92
内容紹介 米国や英国、日本の会計基準および国際財務報告基準を対象に、1980年代後半から現在に至る金融資産の認識中止に関する会計基準の設定をめぐる検討内容を整理。設定根拠と基礎となる考え方の変化の経路について考察する。
著者紹介 秋田県秋田市生まれ。京都産業大学大学院マネジメント研究科博士後期課程修了。中部大学経営情報学部准教授。博士(マネジメント)。著書に「特別目的事業体と連結会計基準」など。

目次

第1章 金融資産の認識中止に関する会計基準の論点の整理
  第1節 本書の目的と構成,研究方法
  第2節 金融資産の認識中止に関する会計基準の論点の整理
第2章 米国会計基準における金融資産の認識中止に関する会計基準の形成
  第1節 FASB金融商品プロジェクト発足以前の金融資産の認識中止に関する会計基準の考え方
  第2節 FASB金融商品プロジェクトにおける金融資産の認識中止に関する会計基準をめぐる議論
  第3節 財務会計基準書第140号「金融資産の譲渡およびサービス業務並びに負債の消滅に関する会計処理」における金融資産の認識中止に関する会計基準の考え方
第3章 英国会計基準における金融資産の認識中止に関する会計基準の形成
  第1節 英国会計基準委員会による金融資産の認識中止に関する会計基準の設定をめぐる検討内容
  第2節 英国会計基準審議会による金融資産の認識中止に関する会計基準をめぐる検討内容
  第3節 財務報告基準書第5号「取引の実質の報告」における資産の認識中止と結合表示の考え方
  第4節 英国概念フレームワークにおける資産の認識中止の考え方
第4章 国際会計基準における金融資産の認識中止に関する会計基準の形成(1)
  第1節 IASC金融商品プロジェクトの発足に至る経緯と当初の検討内容
  第2節 公開草案第E40号「金融商品(案)」における金融資産の認識中止に関する会計基準の考え方と同公開草案をめぐる検討内容
  第3節 公開草案第E48号「金融商品(案)」における金融資産の認識中止に関する会計基準の考え方と同公開草案をめぐる検討内容
第5章 国際会計基準における金融資産の認識中止に関する会計基準の形成(2)
  第1節 IASC金融商品プロジェクトの分割とIASC金融商品起草委員会の再編
  第2節 再編後のIASC金融商品起草委員会による金融資産の認識中止に関する会計基準の検討内容
  第3節 討議資料「金融資産および金融負債の会計処理」における金融資産の認識中止に関する会計基準の考え方
第6章 国際会計基準における金融資産の認識中止に関する会計基準の形成(3)
  第1節 暫定基準の設定に向けた方針転換
  第2節 公開草案第E62号「金融商品:認識および測定」における金融資産の認識中止に関する会計基準の考え方
  第3節 IAS第39号「金融商品:認識および測定」における金融資産の認識中止に関する会計基準の考え方
  第4節 JWGドラフト基準「金融商品および類似項目」における金融資産の認識中止に関する会計基準の考え方
第7章 国際会計基準における金融資産の認識中止に関する会計基準の形成(4)
  第1節 国際会計基準審議会の発足と金融資産の認識中止に関する会計基準の見直しをめぐる当初の検討内容
  第2節 公開草案「IAS第39号『金融商品:認識および測定』の改訂案」における金融資産の認識中止に関する会計基準の考え方
  第3節 継続的関与アプローチの撤回と,認識中止およびパス・スルー契約の適用順序に関するフローチャートの提案
  第4節 IAS第39号「金融商品:認識および測定」(2003年12月改訂)における金融資産の認識中止に関する会計基準の考え方
第8章 わが国会計基準における金融資産の認識中止に関する会計基準の形成
  第1節 金融システム改革(日本版ビッグバン)と会計基準の見直し
  第2節 わが国における金融商品に関する会計基準の設定に至る経緯からみた財務構成要素アプローチの導入根拠
  第3節 わが国会計基準における金融資産の認識中止に関する会計基準の考え方
第9章 会計基準のコンバージェンスをめぐる初期の動向と金融資産の認識中止に関する会計基準の位置付け
  第1節 欧州連合による会計基準の同等性評価における金融資産の認識中止に関する会計基準に関する評価
  第2節 米国財務会計基準審議会と国際会計基準審議会とのコンバージェンス・プロジェクトにおける金融資産の認識中止に関する会計基準の位置付け
  第3節 英国上場企業への国際財務報告基準の強制適用と金融資産の認識中止に関する会計基準の見直し
  第4節 企業会計基準委員会と国際会計基準審議会との共同プロジェクトにおける金融資産の認識中止に関する会計基準の位置付け
第10章 米国会計基準における金融資産の認識中止に関する会計基準の展開
  第1節 金融資産の認識中止に関する会計基準の見直しの要請
  第2節 財務会計基準書第166号「金融資産の譲渡に関する会計処理-SFAS第140号の改訂」の考え方
  第3節 概念フレームワークの見直しに関するプロジェクトと金融資産の認識中止
第11章 英国会計基準における金融資産の認識中止に関する会計基準に展開
  第1節 英国会計基準審議会による英国会計基準の国際財務報告基準へのコンバージェンス戦略の転換
  第2節 財務報告基準第102号「連合王国およびアイルランド共和国において適用される財務報告基準」における金融資産の認識中止に関する会計基準の考え方
  第3節 ビジネス・エネルギー・産業戦略省によるIFRS第9号「金融商品」の英国会計基準化
第12章 国際財務報告基準における金融資産の認識中止に関する会計基準の展開(1)
  第1節 金融資産の認識中止に関する会計基準の見直しに至る経緯と当初の検討内容
  第2節 公開草案「認識中止(IAS第39号およびIFRS第7号の改訂案)」の考え方
  第3節 公開草案公表以降の金融資産の認識中止に関する会計基準の検討内容と検討中断の根拠
第13章 国際財務報告基準における金融資産の認識中止に関する会計基準の展開(2)
  第1節 概念フレームワークの見直しに関するIASBとFASBの共同プロジェクトにおける資産の認識中止をめぐる検討
  第2節 概念フレームワークの見直しに関するIASBの単独プロジェクトにおける資産の認識中止をめぐる検討内容とその成果
  第3節 「財務報告に関する概念フレームワーク」における資産の認識中止に関する考え方
第14章 わが国会計基準における金融資産の認識中止に関する会計基準の展開
  第1節 金融資産の認識中止に関する会計基準の見直しをめぐる当初の検討内容
  第2節 金融資産の認識中止に関する会計基準の検討内容(1)特別目的会社専門委員会と基準諮問会議による検討
  第3節 金融資産の認識中止に関する会計基準の検討内容(2)IFRSのエンドースメントに関する作業部会と特別目的会社専門委員会による検討
第15章 金融資産の認識中止に関する会計基準の基礎となる考え方の変化の経路とわが国会計基準の今後の方向性
  第1節 金融資産の認識中止に関する会計基準の基礎となる考え方の類型化
  第2節 金融資産の認識中止に関する会計基準の基礎となる考え方の類型化と変化の経路
  第3節 わが国会計基準における金融資産の認識中止に関する会計基準の方向性