阿部 龍一/著 -- ミネルヴァ書房 -- 2023.5 -- 188.82

所蔵

所蔵件数は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
閲覧室 /188.8/リ/ 117160978 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 評伝良寛
タイトルカナ ヒョウデン リョウカン
副書名 わけへだてのない世を開く乞食僧
叢書名 人と文化の探究
著者 阿部 龍一 /著  
著者カナ アベ リュウイチ
出版者 ミネルヴァ書房
出版年 2023.5
ページ数 19,555,12p
大きさ 22cm
ISBN13桁 978-4-623-09434-9 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 188.82
内容紹介 良寛の詩歌を自伝的に捉え、少青年時代の学業に対する努力、家業を捨てるに至った葛藤、曹洞宗門と訣別した理由などを考察。江戸時代後期の厳しい格差社会のなかで、人々に寄り添い、癒し、幸福を共有したその生涯を辿る。
著者紹介 東京都生まれ。コロンビア大学宗教学部哲学博士。ハーバード大学東アジア言語文化学部教授、同大学ライシャワー日本研究所日本宗教専任教授。

目次

序章 大正五年春の良寛
  1 相馬御風の新潟帰郷と良寛
  2 斎藤茂吉の和歌の近代化と良寛
  3 夏目漱石が良寛の詩と書に見たもの
第一章 良寛の生い立ちと教育
  1 良寛を生み育てた時と場
  2 良寛の学問の始まり
  3 良寛の本格的な学問
第二章 失踪、放浪、出家
  1 失踪と出家
  2 経世の学としての古文辞学と良寛の人生の選択肢
  3 良寛の生家失踪と出家の原因
第三章 良寛の禅の修行と宗門教団
  1 円通寺での禅仏教の修行
  2 禅僧としての良寛の精神的危機
  3 円通寺教団からの離脱
  4 宗門の諸国行脚を棄却する
第四章 乞食僧良寛の誕生への道程
  1 修行の行き詰まりとその打開
  2 真の修行の旅としての「遍参」を追求する
  3 父以南の死と良寛の禅修行の深化
  4 越後への帰郷に向けて
第五章 良寛が成し遂げたもの
  1 乞食僧良寛の日常
  2 良寛の仏教の特徴
  3 大而宗龍との比較
第六章 乞食僧の言葉が紡ぎ出す美の世界
  1 良寛の書の独創性
  2 越後の人々に育まれた良寛の詩歌
第七章 良寛のなぐさめとはげまし
  1 良寛の悲しみと慰め
  2 人の心に届く良寛の言葉使い
  3 良寛の喜びと励まし
終章 良寛のおきみやげ