エヴァ・フェダー・キテイ/著 -- 白澤社 -- 2023.5 -- 367.1

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閲覧室 /367.1/キ/ 117330001 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 愛の労働あるいは依存とケアの正義論
タイトルカナ アイ ノ ロウドウ アルイワ イゾン ト ケア ノ セイギロン
著者 エヴァ・フェダー・キテイ /著, 岡野 八代 /監訳, 牟田 和恵 /監訳  
著者カナ キテイ エヴァ・フェダー,オカノ ヤヨ,ムタ カズエ
出版者 白澤社
出版年 2023.5
ページ数 380p
大きさ 19cm
一般件名 男女平等 , 女性問題 , 育児
ISBN13桁 978-4-7684-7996-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 367.1
内容紹介 子育てや高齢者の介護など、主に女性たちが担ってきたケア労働。ロールズ「正義論」を批判しつつ、女性たちの経験を包摂する真の男女平等はいかに実現されるかを問い、公正でケアの行きとどく社会への道しるべを提示する。
著者紹介 ニューヨーク州立大学ストーニー・ブルック校名誉教授。専門は西洋哲学、フェミニスト倫理学、社会思想。

目次

序章
  逃げていく平等
  フェミニストによる平等批判
  女性はそれでも平等を望むべきか?
第Ⅰ部 愛の労働-依存は何を要請しているのか
第1章 依存と平等の関係
  「お母さんの子どもである」ということ
  人間の条件としての依存
第2章 脆弱性と依存関係の道徳
  依存労働者の透明な自己
  依存労働者の道徳的義務とケアの倫理
  依存労働者に対する道徳的義務
第Ⅱ部 政治的リベラリズムと人間の依存
  平等論の妥当性基準としての依存
  平等の役割と前提
  ロールズの議論の概要
第3章 平等の前提
  秩序だった社会のための正義の情況
  「すべての市民は十分に協働しうる構成員」という理念化
  自由な人格とは「正当な要求を自ら生み出す者」である
第4章 社会的協働の恩恵と負担
  道徳的人格がもつ二つの能力と基本財のリスト
  社会的協働という公共的構想
  結論-正義の原理と依存への関心
第Ⅲ部 みな誰かお母さんの子どもである
  はじめに
第5章 政策とケアの公的倫理
  福祉改悪
  福祉の正当化
  育児介護休業法
  真の福祉改革-ドゥーリアにもとづく福祉という展望
第6章 「私のやり方じゃなくて、あなたのやり方でやればいい。セーシャ。ゆっくりとね。」-個人的な語り
  子どもが生まれる
  セーシャ二七歳
  母親業を可能にする条件と重度障碍児をケアするという挑戦
  母親業の分担-依存的存在をケアするという労働
  もうひとつの道-これまで歩んだことのない道へ
第7章 違いのある子どもへの母的思考
  生命を保護する愛
  受容のための社会化
  成長を促す
  障碍のケアと社会正義
  理論家のための教え