市橋 伯一/著 -- 筑摩書房 -- 2023.4 -- 461

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
ティーン /461/イ/ 121153159 児童一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 増えるものたちの進化生物学
タイトルカナ フエル モノタチ ノ シンカ セイブツガク
叢書名 ちくまプリマー新書
著者 市橋 伯一 /著  
著者カナ イチハシ ノリカズ
出版者 筑摩書房
出版年 2023.4
ページ数 184p
大きさ 18cm
一般件名 生命 , 進化論
ISBN13桁 978-4-480-68446-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 461
内容紹介 なぜ生きていると悩みが多いのか-。生命と非生命をわける「増えて遺伝する能力」は生物を進化させ、人間に自由と生きる喜びを与えた一方で、不安や迷いを植え付けた。生の悩みから生命の起源と未来を見つめる知的問答の書。
著者紹介 東京大学大学院博士課程修了(薬学)。同大学大学院総合文化研究科・先進科学研究機構・生物普遍性研究機構教授。専門は進化合成生物学。著書に「協力と裏切りの生命進化史」がある。

目次

はじめに
第1章 なぜ生きているのか
  私たちは何のために生きているのか
  祖先へさかのぼる「望み」の連鎖
  そもそもの始まり-増えて進化するものの出現
  進化の原理
  増えるものと増えないものの違い
  生命誕生に至る進化
  自己複製ロボットの進化
  地球の歴史上で一度しか起きていない現象
  増える性質のおかげで惑星や宇宙が滅びても生命は存在し続ける
第2章 なぜ死にたくないのか
  なぜ生きているとこんなに悩みが多いのか
  増え方の戦略は大きく分けて2つ
  多産多死の戦略
  少産少死の戦略
  光合成という発明
  薄利多売か、付加価値か
  多産多死、少産少死を極める
  より大きく、長寿で、複雑に
  少産少死の戦略では命が大切になる
第3章 なぜ他人が気になるのか
  長生きによって他の個体との付き合いが生まれる
  他の個体との付き合い方のケース
  人問における他の個体との付き合い方
  人間社会の協力関係
  やさしさの進化
  協力は義務となる
  他者との関わりについての悩みの正体
  私たちの考え方の由来
  人間は学習によって本能を超えた行動ができる
第4章 なぜ性があるのか
  自分以外に異性を見つける必要
  生物によって違う性のありかた
  なぜ性があるのか
  性はウイルスなど病原体との競争で役に立つ
  有性生殖のバリエーション
  現代社会で有性生殖は必要か
  性がもたらす不平等を人間は乗り越えつつある
  性の今後
  人との関わりにおける私たちの悩み
第5章 何のために生まれてきたのか
  不老不死が実現する人類の未来
  私たちは幸せになれるのか
  私たちは何のために生まれたのか
  対処法1 人間に対する過度な期待をやめる
  対処方2 目的はなくても価値はある
  私たちがすべきこと
  もっと人間らしい進化はありえるか
  ミームと人間の共生
おわりに