榎本 恵理/著 -- ぺりかん社 -- 2023.3 -- 372.105

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資料詳細

タイトル 本居宣長から教育を考える
タイトルカナ モトオリ ノリナガ カラ キョウイク オ カンガエル
副書名 声・文字・和歌
著者 榎本 恵理 /著  
著者カナ エノモト エリ
出版者 ぺりかん社
出版年 2023.3
ページ数 270p
大きさ 20cm
一般件名 日本-教育 , 和歌
ISBN13桁 978-4-8315-1638-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 372.105
内容紹介 “文字”よりも“声”を優先する本居宣長の学問を分析。宣長の思想を他者とつながる和歌というメディアの視点から読み解き、そこから得られた「方法」を、現代の幼児教育・道徳教育にいかに応用していくかを探究する。
著者紹介 神奈川県生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。びわこ学院大学短期大学部ライフデザイン学科教授。専攻は日本教育史、幼児教育、日本思想史。

目次

序論
  一、本書の目的
  二、問題の所在とその背景
  三、先行研究と本書の視角
  四、本書の構成
Ⅰ 宣長のメディアとしての和歌
第一章 宣長の教養形成と京都
  はじめに
  一、松坂の文化風土-生地での宣長
  二、京都遊学と生活意識の変容
  三、王朝文化への憧憬
  四、自らの階層性の自覚
  五、和歌につながる言語観
第二章 「もののあはれ」と和歌
  はじめに
  一、『国歌八論』論争
  二、賀茂真淵の和歌論
  三、宣長の和歌のとらえ方
  四、和歌と人の共感
第三章 宣長の『古事記』研究と鈴屋における教育実践
  はじめに
  一、『古事記』へ向かう宣長
  二、『古事記』と和歌
  三、徂徠学への接近
  四、宣長の思想と教育実践の関連
  五、何のための和歌詠歌か
第四章 メディアとしての和歌
  一、終業慶賀の歌会
  二、桜と死後の歌会
Ⅱ 方法としての宣長
第一章 宣長思想を読み直す
  問題の所在
  一、近世からの「人間の関係性」の視点
  二、「もののあはれ」と和歌
  三、賀茂真淵との相違
  四、宣長の言語観
  五、歌会と鈴屋での実践
  六、社会情動的能力の育成に向けて
第二章 幼児教育における伝承言葉遊び
  問題の所在
  一、「伝承遊び」と「言葉遊び」
  二、幼児教育における領域「言葉」の意義
  三、「声」と「文字」
  四、「声」と「もののあはれ」の関係
  五、幼児教育における言葉の育成に向けて
第三章 道徳教育を宣長の共感の倫理から考える
  問題の所在
  一、人の関係性-近世からの視点
  二、宣長の歌論と実践
  三、『古事記伝』完成の歌会と遺言書
  四、道徳教育に向けての考察