佐々木 亨/編著 -- 放送大学教育振興会 -- 2023.3 -- 069.3

所蔵

所蔵件数は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
閲覧室 /069.3/ハ/ 117325514 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 博物館経営論
タイトルカナ ハクブツカン ケイエイロン
叢書名 放送大学教材
著者 佐々木 亨 /編著, 今村 信隆 /編著  
著者カナ ササキ トオル,イマムラ ノブタカ
出版者 放送大学教育振興会
出版年 2023.3
ページ数 327p
大きさ 21cm
一般件名 博物館学
ISBN13桁 978-4-595-32395-9 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 069.3
内容紹介 博物館は、コレクションや建物、職員が存在するだけでは成り立たない。来館者を増やすにはどうすればいいか。博物館経営に欠かせない組織や人材、経営手法・形態、連携などについて解説する。
著者紹介 放送大学客員教授。北海道大学大学院教授。

目次

1 「博物館経営論」の現在地
  1.博物館の価値論
  2.博物館経営論の進展
  3.持続可能な博物館経営に向けて
  4.この科目を進めるにあたり
2 博物館の定義と使命・中長期計画
  1.はじめに
  2.博物館法と博物館の定義
  3.博物館の原則
  4.内在的価値と手段的価値
  5.博物館が個別に定めるべき使命
  6.使命を定めなければならない社会的な背景
  7.使命の経営ツールとしての有用性
  8.使命の実例
3 非営利組織としての博物館と倫理規範
  1.博物館の非営利性
  2.博物館と倫理規範
4 ミュージアムにおける「ユニバーサル」とは
  1.はじめに
  2.ロスコ・チャペル究極のユニバーサル空間
  3.ミュージアムというユニバース
  4.ユニバーサルな展示を実践するために
  5.おわりに
5 公立博物館の経営形態
  1.なぜ,公立博物館において経営形態が重要か
  2.公立博物館において選択できる経営形態
  3.地方独立行政法人への期待
6 博物館における評価
  1.評価導入の背景と評価の定義
  2.博物館の価値とは何か
  3.業績測定型評価の仕組みとその普及
  4.これからの博物館評価に向けて
7 博物館とリスクマネジメント
  1.リスクマネジメントの意義
  2.博物館を脅かすリスク
  3.多様なリスクに向き合う
  4.リスク・コミュニケーションの場としての博物館
8 博物館のショップ,カフェ,レストラン
  1.ショップ,カフェ,レストランの位置づけ
  2.ミュージアムショップの意義と魅力
  3.ミュージアムショップの運営とミュージアムグッズ
9 美術館におけるマスメディアとの共催展
  1.はじめに
  2.なぜマスメディアが展覧会を開催するのか
  3.マスメディアとの共催展はどう作られるか
  4.マスメディアとの共催展の実情
  5.マスメディアとの共催展のこれから
  6.おわりに
10 動物園の展示と設計(1):アメリカと欧州
  1.動物園の展示
  2.動物園の展示と設計
  3.生息環境展示の展開
11 動物園の展示と設計(2):日本
  1.生息環境展示とは
  2.生息環境展示の設計の考え方
  3.生息環境展示の設計の方法とその事例
  4.生息環境展示の今後
12 博物館における連携(1):コミュニティの中の文化機関として
  1.博物館は地域とどう結びついているのか
  2.博物館のまわりの市民コミュニティの実際
  3.地域政策から見て,博物館はどのような施設なのか
  4.おわりに
13 博物館における連携(2):国内連携(ネットコミュニティを中心に)
  1.地域の枠に収まらない博物館の価値
  2.WEB上の市民とともに作り育てる博物館のコンテンツ
  3.博物館所蔵資料情報のデジタル化推進とネットワーク流通
  4.博物館所蔵資料のデジタル化への投資
  5.おわりに-来ない人にも価値が届く博物館に-
14 博物館における連携(3):国際的な文化資源情報の流通と多文化共生を進めるために
  1.地域文化情報資源の発信-世界へ地域を伝えるショーウィンドーとしての博物館-
  2.地域の国際理解教育のために
  3.博物館デジタルデータの国際流通基盤への参加と協力
  4.文化資源情報発信・異文化交流のための資源と人材養成
  5.社会課題に向き合う世界の博物館と地域の博物館とを結ぶ
  6.おわりに-世界に貢献する博物館人の一員であるために-
15 「博物館経営論」のこれから
  1.地方博物館は,都市型の博物館の経営モデルを目指すのか?
  2.博物館の連携はどう進化するのか?
  3.博物館活動はブランド化できるのか?