石川 由美/著 -- クリエイツかもがわ -- 2023.3 -- 369.17

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閲覧室 /369.1/イ/ 117325217 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 専門職としての介護職とは
タイトルカナ センモンショク ト シテ ノ カイゴショク トワ
副書名 人材不足問題と専門性の検討から
著者 石川 由美 /著  
著者カナ イシカワ ユミ
出版者 クリエイツかもがわ
出版年 2023.3
ページ数 205p
大きさ 21cm
一般件名 介護福祉 , 福祉従事者
ISBN13桁 978-4-86342-350-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 369.17
内容紹介 専門性の高い介護が求められる一方で、そこに従事する介護職の労働条件や社会的地位は低いままである。業務の曖昧さと乱立した資格制度の現状を分析し、「介護職」の今後を展望する。
著者紹介 高知県高知市生まれ。帝京平成大学健康医療スポーツ学部准教授。博士(社会学)。看護師。社会福祉士。介護支援専門員。専門は社会福祉学(介護福祉、高齢者福祉)。

目次

序章 研究課題と方法
  1節 問題の所在
  2節 先行研究の概要
  3節 研究課題と研究の意義
  4節 本書の構成
第1章 介護人材確保と専門性構築の矛盾
  1節 課題の設定
  2節 分析方法
  3節 公的制度としてのはじまりと在宅福祉の萌芽
  4節 公的サービスの縮小と民間活用の促進
  5節 量的確保の拡大と資質向上の必要性
  6節 福祉の市場化とホームヘルプ労働の変容
  7節 キャリアパスの導入と介護人材の混交
  8節 本章のまとめ
第2章 介護福祉士資格制度創設の経緯と専門性論の行方
  1節 研究の背景および目的
  2節 分析方法
  3節 介護現場の関係者の動向
  4節 厚生省の動向、シルバーサービスの容認と規制としての資格制度創設
  5節 社会福祉関係諸団体の動向
  6節 隣接職種による資格創設に反対する動向
  7節 制度創設ありき、置き去りにされた専門性の議論
  8節 本章のまとめ
第3章 介護職の専門性とは何か
  1節 課題の設定
  2節 分析方法
  3節 社会福祉分野における専門性の概念整理
  4節 介護職の専門性に関する先行研究の整理
  5節 介護職の専門性とは何か(先行研究の議論の到達点)
  6節 介護労働の特性
第4章 介護職の資格制度
  1節 介護職員養成制度の概要
  2節 国家資格としての介護福祉士の位置づけと現状
  3節 認定介護福祉士制度
  4節 介護職の職能団体の状況
  5節 本章のまとめ
第5章 介護職の権限
  1節 資格法にみる介護職と看護職の同質性
  2節 社会保障・社会福祉制度の枠組みから見た業務範囲の違い
  3節 資格制度のあり方と介護保険制度による影響
  4節 医療的ケアの導入にみる介護職の権限
  5節 共通基礎課程の考え方の導入と地域包括ケアシステムの影響
  6節 本章のまとめ
第6章 労働条件と労働内容の変容
  1節 定着性の低さとその要因
  2節 非正規職員に関する諸問題
  3節 賃金の状況
  4節 生産性の向上と介護サービスの標準化の動き
  5節 本章のまとめ
終章 結論と課題
  1節 人材確保政策における量的確保とコスト性の優先
  2節 専門性の議論が置き去りにされた介護福祉士資格創設
  3節 介護職の専門性と労働特性
  4節 資格制度・権限・労働条件と労働内容の検討
  5節 残された課題