呉 修哲/[著] -- 文学通信 -- 2023.2 -- 807.9

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閲覧室 /807.9/ゴ/ 117158782 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 燈謎
タイトルカナ トウメイ
副書名 漢字文化圏文字遊戯の諸相
著者 呉 修哲 /[著]  
著者カナ ゴ シュウテツ
出版者 文学通信
出版年 2023.2
ページ数 296p
大きさ 22cm
一般件名 言語遊戯 , 漢字
ISBN13桁 978-4-909658-94-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 807.9
内容紹介 漢字の形・音・義を利用した、文学的ななぞなぞ「燈謎」。漢字文化圏文字遊戯の7世紀にわたる変遷から、漢字文化の根底に潜んでいるエネルギーをダイナミックに描き出す。
著者紹介 中国浙江省生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所アソシエイトフェロー。研究分野は漢字文化史、地域文化研究。

目次

序章 謎解きに集う人々
  一「燈謎」とは燈籠に掲げるなぞなぞなのか?
  二 燈謎研究の現状と問題点
第一章 演じられた謎かけ
  一 ライブ・エンターテインメントとしての「商謎」
  二 筆記小説に見られる商謎の類例
  三 本章のまとめ
第二章 カテゴライズされる謎
  一 明末の燈謎攻略書
  二 九種の日用類書
  三 燈謎の位置付けと分類
  四 本章のまとめ
第三章 章回小説に織り込まれた燈謎
  一 明末清初の世情小説:西周生『醒世姻縁伝』
  二 『紅楼夢』とその続書
  三 才学小説:李汝珍『鏡花縁』
  四 才子佳人・狎邪小説
  五 小説革命以降の章回小説
  六 本章のまとめ
第四章 謎作りに興じた人々
  一 燈謎に積もる話
  二 近代ジャーナリズムの流れに乗って
  三 中国民俗学との齟齬
  四 本章のまとめ
第五章 文化的郷愁とともに
  一 近代台湾における燈謎活動
  二 戦後の文化政策と謎社の復興
  三 本章のまとめ
第六章 引き継がれた燈火
  一 戦後大陸における燈謎活動
  二 断層を乗り越えて
  三 本章のまとめ
終章 境界線上の<戯れ>
附章 平城宮跡出土組み合わせ文字の水脈をたどる
  一 文字遊戯の水脈
  二 呪符説の再考
  三 文字遊戯のシルクロード
  四 推論と仮説