川瀬 卓/著 -- ひつじ書房 -- 2023.2 -- 815.6

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資料詳細

タイトル 副詞から見た日本語文法史
タイトルカナ フクシ カラ ミタ ニホンゴ ブンポウシ
叢書名 ひつじ研究叢書
著者 川瀬 卓 /著  
著者カナ カワセ スグル
出版者 ひつじ書房
出版年 2023.2
ページ数 14,236p
大きさ 22cm
一般件名 日本語-副詞-歴史
ISBN13桁 978-4-8234-1174-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 815.6
内容紹介 アスペクト、否定、モダリティ、行為指示や感謝・謝罪における対人配慮などの、日本語の文法現象と関わるいくつかの副詞を取り上げ、副詞を視点として日本語文法史に迫る。
著者紹介 福岡県福岡市出身。九州大学大学院人文科学府博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。白百合大学文学部准教授。

目次

序章 副詞の歴史的研究における課題
  1.はじめに
  2.副詞概観
  3.副詞の歴史的研究と日本語文法史研究
  4.副詞を視点とした日本語文法史へのアプローチを目指して
  5.補説 近年の研究動向の概観
Ⅰ 副詞の歴史と文法変化
第1章 「そろそろ」の史的変遷
  1.はじめに
  2.動きの様態を表す「そろそろ」
  3.近世における「そろそろ」の変遷
  4.用法派生の過程
  5.近代以降の「そろそろ」
  6.まとめ
第2章 叙法副詞「なにも」の成立
  1.はじめに
  2.現代語における「なにも」の2つの用法
  3.「なにも」の歴史概観
  4.叙法副詞「なにも」の成立過程
  5.まとめ
第3章 近世における「どうも」の展開
  1.はじめに
  2.現代語における「どうも」
  3.近世における「どうも」
  4.「どうも」の諸用法の関係
  5.まとめ
第4章 「どうやら」の史的変遷
  1.はじめに
  2.「どうやら」の歴史変化
  3.「どうやら」の歴史変化の背景
  4.まとめ
Ⅱ 副詞の歴史と日本語の時代的動向
第5章 「ひょっとすると」類の成立と呼応の分化
  1.はじめに
  2.「ひょっと」の史的展開
  3.仮定・可能性想定の呼応の分化
  4.副詞の呼応の分化と日本語の時代的動向
  5.まとめ
第6章 「どうぞ」の史的変遷と行為指示表現の歴史
  1.はじめに
  2.現代語における「どうぞ」
  3.「どうぞ」の歴史的変遷
  4.歴史変化の背景
  5.まとめ
第7章 前置き表現から見た行為指示における配慮の歴史
  1.はじめに
  2.本章の問題意識と方法
  3.<恐縮・謝罪>の前置き表現の歴史
  4.<状況確認>の前置き表現の歴史
  5.前置き表現の歴史から見えてくること
  6.まとめ
第8章 感謝・謝罪に見られる配慮表現「どうも」の成立とその普及
  1.はじめに
  2.問題の整理
  3.「どうも」の配慮表現への変化
  4.感謝・謝罪に見られる配慮表現「どうも」の確立と普及
  5.配慮表現「どうも」の歴史と関連する問題
  6.まとめ
Ⅲ 副詞の歴史的研究から日本語文法史研究へ
第9章 副詞から見た古代語と近代語
  1.はじめに
  2.副詞の発達
  3.呼応の分化
  4.副詞の歴史と日本語文法史
  5.おわりに
第10章 副詞の歴史から見えてくること
  1.はじめに
  2.本書全体の振り返り
  3.副詞の形成に関する問題
  4.副詞の歴史的研究のこれからに向けて