妹尾 麻美/著 -- 晃洋書房 -- 2023.1 -- 377.95

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資料詳細

タイトル 就活の社会学
タイトルカナ シュウカツ ノ シャカイガク
副書名 大学生と「やりたいこと」
著者 妹尾 麻美 /著  
著者カナ セノオ アサミ
出版者 晃洋書房
出版年 2023.1
ページ数 5,222,19p
大きさ 20cm
一般件名 学生 , 就職
ISBN13桁 978-4-7710-3693-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 377.95
内容紹介 なぜ大学生は「やりたいこと」や熱意を問われ、語るようになっていくのか? 労働市場媒介者が果たす役割と大学生の状況の定義を明らかにし、就職情報サービスと行為によって成り立つ「就活」の仕組みを解明する。
著者紹介 大阪府生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位修得退学。博士(人間科学)。追手門学院大学社会学部准教授。

目次

序章 就活を考える
  1 はじめに
  2 本書の位置づけと意義
  3 用語の定義
  4 調査対象と方法
  5 本書の構成
第1章 ライフコースの個人化と移行、労働市場の変容
  1 自由応募の就職活動とは
  2 ライフコース選択と移行
  3 日本的雇用慣行と労働市場
  4 自由応募の就職活動を捉えるために
第2章 キャリア教育が想定する労働市場と現実
  1 大学教育・キャリア教育・就職支援
  2 キャリア教育の背景と研究
  3 調査概要
  4 キャリア教育と就職支援の共通点と相違点
  5 なぜキャリア概念は曖昧になるのか
第3章 一九九〇年代から二〇〇〇年代にかけての就職-採用活動の変化
  1 ナビサイトの勃興
  2 就職-採用活動の長期化・早期化・煩雑化
  3 長期化・早期化・煩雑化の再検討
  4 企業・就職情報サービス・大学生の変化
  5 企業を欲望する場
第4章 仮定法を求められる大学生
  1 仕事について語る契機
  2 時期区分と調査概要
  3 就職活動プロセスでの意味づけ
  4 「やりたいこと」がもたらす帰結
第5章 「やりたいこと」就活の陥穽
  1 決められなさをもたらす「やりたいこと」
  2 終わらない就活
  3 「やりたい」と語ることの困難
第6章 就職活動プロセスにおける女子大学生のライフコース展望
  1 女子大学生と戦後日本型ライフコース
  2 資料と調査概要
  3 労働市場で示されるメッセージと女子大学生のライフコース展望
  4 就職-採用におけるフィードバック効果
第7章 私立中堅γ大学の就職活動プロセス
  1 自由応募の就職活動の外側
  2 中位・下位校における就職活動
  3 調査概要
  4 働くことに対する認識
  5 ホワイトカラーを前提とした活動
終章 自由応募の就職活動のゆくえ
  1 本書の知見
  2 イベント型の就職活動の形成
  3 労働市場の社会学への貢献
  4 教育から労働への移行研究への貢献
  5 ライフコースの個人化と就職情報サービス
  6 今後の課題とアフターコロナの就職-採用活動