渡辺 尚志/著 -- 塙書房 -- 2022.11 -- 210.5

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閲覧室 /210.5/ワ/ 117157321 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 川と海からみた近世
タイトルカナ カワ ト ウミ カラ ミタ キンセイ
副書名 時代の転換期をとらえる
著者 渡辺 尚志 /著  
著者カナ ワタナベ タカシ
出版者 塙書房
出版年 2022.11
ページ数 5,344,6p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-江戸時代 , 村落-歴史 , 治水-歴史 , 漁業-日本
ISBN13桁 978-4-8273-1336-9 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 210.5
内容紹介 江戸時代、百姓たちは知恵を絞って、自然とのより良い付き合い方を模索した。16世紀から19世紀までを中心に、中世・近世移行期や近世・近代転換期の百姓たちと川や池、海との関わりを、さまざまな視角から追究する。
著者紹介 東京都生まれ。一橋大学大学名誉教授。松戸市立博物館長。博士(文学、東京大学)。著書に「豪農・村落共同体と地域社会」「東西豪農の明治維新」「日本近世村落論」など。

目次

序章 水からみた江戸時代
  一 本書の課題と構成
  二 一七世紀は治水と大開墾の時代
  三 水によって結び付く村々
  四 水争いはなぜ起こったか
  五 水が村と百姓の個性をつくる
  六 「田越し灌漑」とは何か
  七 百姓にとって水は絆であり鎖でもある
第一部 海からみた戦国・近世
第一章 海辺の村の一六世紀
  はじめに
  一 対象地域の概況
  二 一六世紀の西浦の村々
  三 村の内外にわたる諸関係
  四 土豪層の存在形態と機能・役割
  五 中世・近世移行期の村
  おわりに
第二章 魚漁分一役請負と海村の対応
  はじめに
  一 直改めから町人請へ
  二 定額での村請の開始
  三 幕末から明治へ
  おわりに
第二部 川からみた近世
第三章 吉野川流域の村の一七世紀
  はじめに
  一 一七世紀の東中富村
  二 犬伏家の兄弟間の相続争い
  三 世代を超えて続く相続争い
  おわりに
第四章 吉野川流域の村の一八・一九世紀
  はじめに
  一 寛政期の状況
  二 享和期の状況
  三 文化一一年の状況
  四 文化一五年の状況
  五 普請によって生じる問題
  六 文政二年の状況
  おわりに
第三部 川からみた近世・近代転換期
第五章 利水と治水からみた明治維新
  はじめに
  一 河内国の用水と村々の明治維新
  二 荒川流域の用水と村々の明治維新
  三 治水をめぐる地域自治と歴史認識
  おわりに
第六章 金原明善と天竜川の水防・治水
  はじめに
  一 近世の天竜川流域の状況
  二 近代の天竜川流域と金原明善
  おわりに
終章
  一 災害と「生存」
  二 寛保二年の関東大洪水と奥貫友山
  三 嘉永三年の高梁川洪水
  四 「生存」に関わる論点
  五 本書各章をめぐって