劉 建輝/編著 -- ミネルヴァ書房 -- 2022.9 -- 222.5

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閲覧室 /222.5/リ/ 117157040 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 「満洲」という遺産
タイトルカナ マンシュウ ト イウ イサン
副書名 その経験と教訓
著者 劉 建輝 /編著  
著者カナ リュウ ケンキ
出版者 ミネルヴァ書房
出版年 2022.9
ページ数 13,671,21p
大きさ 22cm
一般件名 満州-歴史(1932~1945)
ISBN13桁 978-4-623-08872-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 222.5
内容紹介 14年間しか続かなかった帝国日本の最大の植民地「満洲」。その全体像を構造的かつ多角的な視点から構築し、あわせてその存在が中国や日本、朝鮮に及ぼした歴史的な役割と意味を追究する。人名・事項索引付き。
著者紹介 中国生まれ。神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。文学博士。国際日本文化研究センター教授。著書に「魔都上海」など。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
満洲国が受け継いだ満洲近代の「遺産」 劉 建輝/著 1-12
「満洲」の土地制度と漢人流入
  満洲国期に作成された調査報告書
塚瀬 進/著 15-48
「満洲国」言語政策と国民像
  「満洲国」政府語学検定試験の影響
酒井 順一郎/著 49-75
美術とコロニアリズムの葛藤
  国策としての「満洲国美術展覧会」の成立
王 確/著 76-103
「愛路運動」という宣撫工作
  満鉄沿線に作られた愛護村と愛護団
西原 和海/著 104-119
中国東北の経済建設と日本の投資
  炭鉱業・鉄鋼業・電力業の発展
陳 慈玉/著 123-162
満鉄中央試験所による科学技術革新
  満洲に賭けた三八年の軌跡
金子 務/著 163-199
視聴化された満蒙
  旧満洲で開催された大連勧業博覧会
竹村 民郎/著 200-246
反転するモダニズム
  租借地大連の都市空間と文化生産
劉 建輝/著 247-257
満洲都市部の女性と文化教育
  修養としてのいけ花、茶の湯、礼儀作法
小林 善帆/著 258-309
「満洲」で生き延びたロシア系企業
  哈爾浜の秋林公司
井村 哲郎/著 310-327
「満洲」の秘密結社
  在家裡訪日団をめぐる日本人の思惑
孫 江/著 331-350
「満洲」における関内文化情報の受容
  断絶と連帯
岡田 英樹/著 351-371
白頭山・承徳・ハルハ河畔
  「満洲国」の文化象徴とその表象
稲賀 繁美/著 372-389
泰東書道院による満洲外交
  鄭孝胥と清浦奎吾の交流を中心に
松宮 貴之/著 390-423
日本探偵小説にみる大連イメージ
  植民地モダン都市が育んだ想像力
柴 紅梅/著,劉 楚婷/著 424-438
「満系文学」の「暗さ」
  川端康成による「暗さ」発言への古丁の反論
単 援朝/著 439-455
哈爾浜の左翼文芸活動
  金剣嘯を中心に
平石 淑子/著 456-480
日本時代における満洲朝鮮人文学
  小説と詩歌にみる移住民の哀歓
林 容澤/著 481-502
満洲事変から「大東亜戦争」へ
  日本帝国主義の展開と事後解釈
鈴木 貞美/著 505-569
日本の国際連盟脱退
  「満洲国」はなぜ承認されなかったか
黄 自進/著 570-621
帝国の終焉
  自分史と証言集にみる実態
山田 敬三/著 622-642
「満洲国」崩壊直後の文学雑誌
  『東北文学』が巻き起こした波紋
岸 陽子/著 643-667