星野 幸代/著 -- 汲古書院 -- 2022.9 -- 769.1

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閲覧室 /769.1/ホ/ 117157024 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 翼賛体制下のモダンダンス
タイトルカナ ヨクサン タイセイカ ノ モダン ダンス
副書名 厚生舞踊と「皇軍」慰問
著者 星野 幸代 /著  
著者カナ ホシノ ユキヨ
出版者 汲古書院
出版年 2022.9
ページ数 8,286,9p
大きさ 22cm
一般件名 モダンダンス-歴史 , 日中戦争(1937~1945) , 太平洋戦争(1941~1945)
ISBN13桁 978-4-7629-4260-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 769.1
内容紹介 日中戦争および太平洋戦争下における国民の身体に関する文化政策の状況を踏まえて、舞踊が大衆文化の中で戦時動員のためにどのような貢献をしたか、その輪郭と主要な舞踊家についての事例を明らかにする。
著者紹介 1968年東京都生まれ。東京大学大学院修了。博士(文学)。名古屋大学文学部・人文学研究科教授。専門は近現代中国文学、近現代中国舞踊史。著書に「日中戦争下のモダンダンス」など。

目次

第一部 総論
序章
  一 目的と意義
  二 位置づけと研究方法
  三 先行研究
  四 用語と視座-モダンダンスについて
  五 戦時舞踊とジェンダー-主体的に踊る身体、見られる身体の曖昧化
  六 本書の構成
第一章 戦時下の舞踊をめぐる文化政策-厚生運動と恤兵部
  一 厚生大会から工場舞踊まで
  二 大政翼賛会文化部と産業報国会の移動文化隊構想
  三 厚生運動下における体操と舞踊の接近
  四 演芸慰問派遣のシステム
第二章 翼賛体制下の舞踊界
  一 皇紀二千六百年奉祝芸能祭
  二 自主的参加装置としての舞踊コンクール
  三 厚生舞踊の奨励
  四 芸能奉公隊の結成
  五 戦時下バレエ団の群像
  付録:短編小説「慰問舞踊」
第二部 各論
第三章 石井漠の大陸慰問
  一 石井漠舞踊研究所
  二 石井漠舞踊団の中国大陸、南方慰問
第四章 大陸、南方における江口隆哉・宮操子舞踊団-戦時の語り、戦後の記憶
  一 一九三〇年代のドイツ留学とのつながり
  二 大陸慰問
  三 再び江南方面へ、そして南方へ(一九四一年-一九四二年)
  四 中国人へのまなざし
  五 公演を観た中国の人々
第五章 日本放送協会による皇軍慰問演芸団-石井みどり舞踊団、南方へ
  一 南方慰問の要請
  二 一九四二年秋日本放送協会主催、皇軍慰問演芸団
  三 舞台の周辺にいた人々
第六章 慰問舞踊と工場体操との親和性-石井みどり舞踊団の地方巡演
  一 石井みどり舞踊団
  二 石井みどり舞踊団の大陸慰問
  三 石井みどり舞踊団の工場慰問一九四一-一九四五年
  四 参集した舞踊家たち
終曲 日本敗戦-その後の舞踊家たち