牧原 成征/著 -- 東京大学出版会 -- 2022.9 -- 210.48

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資料詳細

タイトル 日本近世の秩序形成
タイトルカナ ニホン キンセイ ノ チツジョ ケイセイ
副書名 村落・都市・身分
著者 牧原 成征 /著  
著者カナ マキハラ シゲユキ
出版者 東京大学出版会
出版年 2022.9
ページ数 17,375,5p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-安土桃山時代 , 土地制度-日本 , 身分 , 都市-歴史
ISBN13桁 978-4-13-020161-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 210.48
内容紹介 中世から近世へと日本の歴史の転換期となった豊臣政権期に社会はいかに変容し統合されたのか。それを実現する権力がいかに成立したのか。地域の変動をもたらした土地制度や社会構造を分析し、新たな近世的秩序の成立を考察。
著者紹介 1972年愛知県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。博士(文学)。著書に「近世の土地制度と在地社会」など。

目次

序章 日本近世社会のとらえ方
  はじめに
  一 小農自立論
  二 兵農分離と石高制
  三 経済社会論
  四 「国郡制の枠組」「役の体系」論
  五 惣無事令論と兵営国家論
  六 社会集団論、村町制論
  七 兵農分離と石高制(再び)
  八 東アジアのなかの近世日本
第Ⅰ部 近江における近世社会の形成
第一章 中・近世移行期をどうとらえるか-江北の土地制度を中心に
  はじめに
  一 江北縁辺部における土地制度
  二 江北平野部における土地制度
  三 戦国大名の支配と戦争
  四 近世的土地制度への移行
  おわりに
第二章 身分と役-兵農分離像の再検討
  はじめに
  一 戦国末期の兵と農
  二 豊臣政権と兵農分離
  三 「唐入」期以降の展開
  おわりに
補論 日本近世身分論の原点
  一 身分と国役
  二 百姓の「国役」をめぐって
  三 兵営国家論と奉公人論
  おわりに
第三章 地侍たちのゆくえ
  はじめに
  一 小領主の土地所有
  二 侍の家中・被官
  三 織田信長の家臣団編成
  四 豊臣秀吉による給人・奉公人・百姓の編成
  五 彦根城下の井伊家中
  六 村に残った地侍の変容
  おわりに
第Ⅱ部 信州伊那における近世の到来
第四章 虎岩郷の天正検地と土地制度
  はじめに
  一 天正一七年検地帳にみる耕作状況
  二 天正一五年本帳における土地制度
  三 大名領国下の虎岩郷
  おわりに
第五章 十七世紀の年貢収取と村請制
  はじめに
  一 小笠原領期以前の年貢収取
  二 幕領・脇坂蔵入期の村請制
  三 脇坂家中の地方知行
  おわりに
第六章 「山里」村落の社会構造
  はじめに
  一 百姓の経営と役
  二 山野の利用
  三 村方地主の所有と経営
  四 支配の変化と小百姓の台頭
  おわりに
第七章 虎岩村と飯田城下町
  一 虎岩村と近世村落史研究
  二 飯田城下町と在方の商業
第Ⅲ部 展望-日本列島における近世の形成
第八章 兵農分離と石高制
  はじめに
  一 戦国大名の土地・身分政策
  二 統一政権の土地・身分政策
  三 土地・身分政策の地域的展開
  おわりに
第九章 都市の建設と再編
  はじめに
  一 近江における城下町の創出
  二 畿内における都市の再編
  三 政治の変動と都市支配の展開
  四 商人の流動性と町人の定着
第一〇章 日本の近世化と土地・商業・軍事
  はじめに
  一 豊臣政権の財政-貢租米と金銀貨幣の連関構造
  二 兵の動員と雇用労働の展開
  おわりに
結語 日本近世における秩序形成