高橋 幸平/編 -- ひつじ書房 -- 2022.8 -- 910.26

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閲覧室 /910.26/シ/ 117263608 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 小説のフィクショナリティ
タイトルカナ ショウセツ ノ フィクショナリティ
副書名 理論で読み直す日本の文学
著者 高橋 幸平 /編, 久保 昭博 /編, 日高 佳紀 /編  
著者カナ タカハシ コウヘイ,クボ アキヒロ,ヒダカ ヨシキ
出版者 ひつじ書房
出版年 2022.8
ページ数 342,13p
大きさ 22cm
一般件名 小説(日本)
ISBN13桁 978-4-8234-1162-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 910.26
内容紹介 人はなぜ虚構の物語にリアリティを感じるのか。フィクションとファクトの境界はどこに引かれるのか。欧米の理論的アプローチを概観しながら、日本独自の「フィクショナリティ」を照射し、近現代小説の新たな読みを提案する。
著者紹介 同志社女子大学表象文化学部准教授、日本近現代文学。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ

  フィクション論の地平
高橋 幸平/著,久保 昭博/著,日高 佳紀/著 7-21
フィクションと世界
  指示の理論と可能世界
河田 学/著,高橋 幸平/著 24-41
フィクションの語法
  虚構性指標をめぐって
久保 昭博/著,日高 佳紀/著 42-59
フィクションと社会
  契約/違反のパラダイム
大浦 康介/著 60-77
フィクションの経験
  認知・情動・没入
久保 昭博/著,高橋 幸平/著 78-95
小説の自意識
  森鷗外とフィクショナリティ
大浦 康介/著 100-116
フィクションを生きるために
  谷崎潤一郎「秘密」のごっこ遊び
高橋 幸平/著 117-132
フィクション論として読む「純粋小説論」
  『紋章』の「私」と横光利一
黒田 大河/著 133-149
<原稿零枚>のテクスチュアリティ
  小川洋子『原稿零枚日記』と現実性の境界事象
中村 三春/著 150-167
フィクションを現実にするとき
  桜田百華園「西の洋血潮の暴風」と福島事件
西田谷 洋/著 170-182
漱石は猫の後ろに隠れたか
  『吾輩は猫である』における「送籍」問題と倫理
服部 徹也/著 183-198
フィクション論における作者と読者
  松浦理英子『最愛の子ども』
飯田 祐子/著 199-218
モデルとフィクションの問題系
  島崎藤村「並木」とその周辺
ホルカ・イリナ/著 220-236
フィクション共有の慣習と不成立
  大泉黒石の<自叙伝>と<小説>
山本 歩/著 237-254
戦略としての「実話」
  橘外男「博士デ・ドウニヨールの「診断記録」」に見る仕掛け
西川 貴子/著 255-270
虚構契約としての<手紙>
  小島信夫『菅野満子の手紙』のフィクショナリティ
笹尾 佳代/著 271-286
自然主義を超えて
  太宰治「女の決闘」におけるフィクションの理論と実践
久保 昭博/著 288-304
大正期視覚メディアとフィクション
  稲垣足穂『一千一秒物語』の言語表象
ボーヴィウ・マリ=ノエル/著 305-322
反リアリズムとしての小説
  村上春樹『1973年のピンボール』の時間表象とフィクショナリティ
日高 佳紀/著 323-339