崔 在哲/著 -- 勉誠出版(発売) -- 2022.8 -- 910.26

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資料詳細

タイトル 日本近現代知識人・文学者の韓国認識
タイトルカナ ニホン キンゲンダイ チシキジン ブンガクシャ ノ カンコク ニンシキ
著者 崔 在哲 /著  
著者カナ チエ ゼチォル
出版者 勉誠出版(発売)
出版年 2022.8
ページ数 9,424,19p
大きさ 22cm
一般件名 日本文学-作家 , 日本-対外関係-朝鮮-歴史
ISBN13桁 978-4-585-39008-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 910.26
内容紹介 日韓の相互理解、<誠信の交隣>のために-。近代日本人の韓国(朝鮮)観の変遷過程を辿り、小池正直、森鷗外ら5人の著作、訪韓録などを丹念に読み解くことで、彼らが韓国についてどのような意識をもっていたのかを考察する。
著者紹介 1952年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。韓国報恩/韓国外国語大学校日本言語文化学部教授・日本研究所長・外国文学研究所長・日本語大学長・名誉教授。韓国日語日文学会長。

目次

  一、研究の対象及び、動機、目的
  二、先行研究について
序章 日本近現代知識人・文学者の韓国観の変遷過程
  一、はじめに
  二、変遷過程の概略
  三、韓国観の変遷過程-十二の段階-
  四、むすび
第一章 小池正直の朝鮮認識
  一、はじめに
  二、『鶏林医事』に見える朝鮮-風俗と性向、象徴及び、開化の<利>と<害>-
  三、朝鮮人の住居、飲食、体格など-オンドルと参鶏湯、外-
  四、むすび
第二章 森鷗外における韓国
  一、はじめに
  二、初期の日記に見える韓国関連記事
  三、鷗外の見た韓国-<東学>と<韓服>と、「徂征日記」「日清役自紀」等-
  四、日露戦争とその前後の記事、評論-『うた日記』等-
  五、「佐橋甚五郎」の<意地>と韓国の<エゴ>
  六、漱石の見た韓国との対比-公と私-
  七、むすび
第三章 川端康成文学の韓国像
  一、はじめに
  二、<伊豆物>における悲哀
  三、韓国舞踊の哀愁と力動性-崔承喜の舞踊を中心に-
  四、韓国に対する親近感
  五、むすび
第四章 安倍能成と<京城>、戦後
  一、はじめに
  二、安倍の成長期の性格形成と後年への影響
  三、安倍能成の見た<京城>-『青丘雑記』『静夜集』等-
  四、安倍と<京城帝国大学>、京城の知識人
  五、韓国の美と風流の発見、愛着
  六、<日鮮融和>とその弁明、反省
  七、戦後の活動-『戦後の自叙伝』等を通じて-
  八、晩年の回想と思考-『涓涓集』を中心に-
  九、むすび
第五章 大江健三郎文学の韓国人表象
  一、はじめに
  二、大江の初期作品に現れた<朝鮮人>表象の概略
  三、<内>と<外>の境界-『芽むしり仔撃ち』に現れた<朝鮮人>像-
  四、記憶の歪曲への反問-『万延元年のフットボール』の<朝鮮人>像-
  五、大江健三郎の韓国訪問と韓・日関連の発言
  六、むすび