山口 尚/著 -- 筑摩書房 -- 2022.8 -- 019.12

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
ティーン /019/ヤ/ 121142798 児童一般 可能 貸出中 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 難しい本を読むためには
タイトルカナ ムズカシイ ホン オ ヨム タメ ニワ
叢書名 ちくまプリマー新書
著者 山口 尚 /著  
著者カナ ヤマグチ ショウ
出版者 筑摩書房
出版年 2022.8
ページ数 265p
大きさ 18cm
一般件名 読書法
ISBN13桁 978-4-480-68433-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 019.12
内容紹介 「わからない。でも読まなくちゃ…」 難しい文章に出会ったとき、誰でもできる正攻法がある! 文章を読むさいの原理的な指針、読解において活用されるテクニック、読書会のやり方などを紹介する。
著者紹介 1978年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。同大学、大阪工業大学非常勤講師。博士(人間・環境学)。著書に「哲学トレーニングブック」「日本哲学の最前線」等。

目次

はじめに
Ⅰ 原理編
第一章 キーセンテンスを見つける
  1 この本で伝えたいこと
  2 キーセンテンスで主張をつかむ
  3 一文ずつに役割がある
  4 哲学者の文章で学ぶ
  5 理解は賛成と異なる
  6 初見ではピンとこない文章
  7 文章の真意を明らかにする
第二章 文章全体の主張を捉える
  1 部分と全体を制する
  2 読解は全体から部分へ
  3 長い文章は分けて読む
  4 十全なキーセンテンス
  5 「<私>の神秘」を読み解こう
第三章 グルグル回りで読み解く
  1 読解の矛盾
  2 グルグル回りに入り込む-解釈学的循環について
  3 整理された条件を読み取る
  4 理解を更新しながら読む
  5 「前から順番に読む」は落とし穴
  6 解釈学は読書以外にも役立つ
  コラム 解釈学との出会い
Ⅱ 方法編
第四章 前提と結論に腑分けする
  1 前半のふりかえりと後半に向けて
  2 前提と結論を見極める
  3 生産的な反論をしよう
  4 前提と結論の繫がり方
  5 批判しながら理解する
  6 言葉の使い方にも前提がある
第五章 話の流れを押さえる
  1 論理的な流れを明らかにする
  2 『暇と退屈の倫理学』を読み解く
  3 すべてわからなくても大丈夫
  4 全体の中でどの段階か意識する
  5 必要な箇所だけ理解すればよい
  6 対比することで主張は明確になる
第六章 その文章のどこが重要なのか?
  1 内容をつかむとはどういうことか
  2 <重要性を指摘する>ことが重要だ
  3 極端な主張する理由を理解する
  4 主張を自分事にする
  5 「この主張のどこが重要か」を応用する
  6 言葉の使われ方を丁寧に読む
  7 人生にとってどう重要か考える
第七章 具体例を挙げ、深く理解する
  1 本書の重要性について
  2 抽象的な主張は具体例で考える
  3 本当の理解には具体例が必要
  4 「恋する人は屍である」とは?
  5 ばっちりな具体例を見つける
  6 具体例の良し悪しの基準
  コラム 解釈の道具立てを使う
Ⅲ 実践編
第八章 ほかの人の「読み」を聞く
  1 読書会の有用性
  2 読書会開催の心構え
  3 メンバー集めについて
  4 読むなら「古典」がおすすめ
  5 読書会参加前の準備
  6 「空中戦」にならないために
  コラム 古典の重要性にかんする「踏み込んだ」説明
第九章 読書会をやってみよう
  1 名著『物と心』を読む
  2 とある読書会の架空レポ
  3 読書会にはリーダー役が必要
  4 とある読書会の架空レポ-つづき
  5 読書会に「論破」は不要
おわりに