奥野 政元/著 -- 翰林書房 -- 2022.7 -- 910.26

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資料詳細

タイトル 受難の文芸
タイトルカナ ジュナン ノ ブンゲイ
副書名 近代日本の作家たちとキリスト教
著者 奥野 政元 /著  
著者カナ オクノ マサモト
出版者 翰林書房
出版年 2022.7
ページ数 495p
大きさ 22cm
一般件名 日本文学-歴史-近代 , 日本文学-作家 , キリスト教と文学
ISBN13桁 978-4-87737-470-9 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 910.26
内容紹介 近代日本の作家たちはキリスト受難をどうとらえたか。受難とは何かをヴェイユやプラトン、ルソー、カントの言説から明らかにした上で、太宰治、山本周五郎、遠藤周作、三浦綾子らの作品を読み解く。
著者紹介 1945年大阪府生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程満期退学。活水女子大学名誉教授。著書に「中島敦論考」「芥川龍之介論」など。

目次

序章
  1 残余と永遠
  2 受難とは何か
第一章 前近代の受難
  1 「そのままよ月もたのまじ伊吹山」(芭蕉)をめぐって
  2 浦上四番崩れの意味と表現
第二章 近代
  1 幸田露伴「運命」への道
  2 幸田露伴「運命」論
  3 夏目漱石
  4 漱石の力
  5 「こころ」と「羅生門」
  6 芥川龍之介と文明批評
  7 芥川から堀辰雄へ
第三章 太宰治
  1 「富士には月見草がよく似合う」をめぐって
  2 「思ひ出」から「津軽」へ
  3 「富嶽百景」論
  4 太宰治と聖書一九四八年
  5 「誰」と塚本虎二『聖書知識』
  6 超越と土着
第四章 山本周五郎
  1 山本周五郎とキリスト教
  2 「五辨の椿」論
  3 「さぶ」/「新潮記」「ちくしょう谷」/「ながい坂」解説
第五章 遠藤周作
  1 「沈黙」論
  2 長崎と遠藤周作とキリスト教
  3 遠藤周作の出発と中世への回帰
  4 「女の一生 一部・キクの場合」について
第六章 三浦綾子
  1 三浦綾子
  2 「氷点」について
  3 「続氷点」をめぐって
  4 「塩狩峠」論
終章 「近代文学」は終わったのか?