鈴木 泰恵/著 -- 翰林書房 -- 2022.5 -- 913.381

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閲覧室 /913.3/ミ/ 117155499 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 狭衣物語
タイトルカナ サゴロモ モノガタリ
副書名 モノガタリの彼方へ
著者 鈴木 泰恵 /著  
著者カナ スズキ ヤスエ
出版者 翰林書房
出版年 2022.5
ページ数 429p
大きさ 22cm
一般件名 狭衣物語
ISBN13桁 978-4-87737-466-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 913.381
内容紹介 透徹したまなざしが物語史の彼岸に見出す至高の文学空間-。惜しまれつつ早世した鬼才による、「狭衣物語」をはじめとする王朝物語に関しての論文や書評を収載した遺稿集。
著者紹介 1959~2019年。東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程満期退学。博士(文学)同大学。東海大学文学部教授などを務めた。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
『狭衣物語』の斎院
  『竹取』『伊勢』『源氏』から離れて<物語>の彼方へ
13-35
『枕草子』から『狭衣物語』へ
  脱物語化の契機
36-52
『狭衣物語』と「見えぬ山路」
  『源氏物語』蓬生巻から飛鳥井女君物語へ
53-60
『源氏物語』絵合巻から『狭衣物語』へ
  タナトス突出への回路を求めて
61-78
『浜松中納言物語』と「ゆかり・形代」
  『源氏物語』の「中の君」をめぐることばから
79-93
『浜松中納言物語』恋の文模様
  唐后転生へのしらけたまなざしから
94-114
『夜の寝覚』の夢と予言
  平安後期物語における夢信仰の揺らぎから
115-136
開かれた『更級日記』へ
  テクスト論による試み
137-157
肥りすぎのオイディプス
  『源氏』から『狭衣』そして『風に紅葉』へ
158-182
<人知れぬ恋心>のはずが…
  カタリの迷宮『狭衣物語』
185-191
『狭衣物語』とことば
  ことばの決定不能性をめぐって
192-219
狭衣の恋文
  新たな<恋の物語>を書くことの喜び
220-236
『狭衣物語』のちぐはぐな「語り」
  飛鳥井物語における道成の「不知」をめぐって
237-254
『狭衣物語』の「語り」と「主体」
  飛鳥井女君についての諸言説から
255-280
『狭衣物語』の服飾
  「裸体と衣装」そして「われもかう」
281-301
今姫君の居住空間
  狭衣物語に流入する芸能の<空間/移動>
302-325
『狭衣物語』の超常現象
  天稚御子降下と天照御神託宣
326-341
福家俊幸著『紫式部日記の表現世界と方法』 345-350
神野藤昭夫著『知られざる王朝物語の発見-物語山脈を眺望する』 351-354
大倉比呂志著『風に紅葉考-百花繚乱する<性>への目差し-』 355-359
近代の注釈観
  基礎作業と創造のはざまで
360-381
<王権論>とは何であったのか 382-408