清水 亮/著 -- 新曜社 -- 2022.3 -- 397.8

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資料詳細

タイトル 「予科練」戦友会の社会学
タイトルカナ ヨカレン センユウカイ ノ シャカイガク
副書名 戦争の記憶のかたち
著者 清水 亮 /著  
著者カナ シミズ リョウ
出版者 新曜社
出版年 2022.3
ページ数 254p
大きさ 22cm
一般件名 海軍飛行予科練習生 , 戦友会
ISBN13桁 978-4-7885-1761-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 397.8
内容紹介 敗戦後「予科練くずれ」と蔑まれた元少年航空兵達は、高度成長期に再結集し、学歴認定や銅像・記念館建設を意外な支援者たちと達成した。戦後社会に隠れた世代・階級横断的なつながりを解読し、彼らの実像に迫る。
著者紹介 1991年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。同大学未来ビジョン研究センター客員研究員。日本学術振興会特別研究員PD(筑波大学)。博士(社会学)。

目次

序章 元兵士たちが遺した記憶のかたち
  1 戦争体験者のつながりがつくりだしたもの
  2 予科練の二人像という謎
  3 戦友会は完全に孤立していたか?
  4 研究目的と方法
  5 本書の構成
第1章 戦争・集団・記憶
  1 準エリートの集団という研究対象の切り出し方
  2 集団と記憶への社会学的アプローチ
第2章 準エリートたちの軌跡
  1 戦前から戦後にかけての予科練出身者のあゆみ
  2 学歴認定達成のインパクト
  3 碑にみる「エリート」としての自己像
第3章 メディアを介した戦友会の統合
  1 戦友会のメディア的形態
  2 末期世代の包摂
  3 戦友会がつくりだす「予科練ブーム」
  4 会報を媒介とした集合的記憶の二重性
第4章 地域婦人会の記憶と行動
  1 なぜ地域住民は戦友会を支援したか
  2 地域婦人会の構想と行動
  3 軍都を生きた四半世紀
  4 かたちにならなかった記憶・構想
第5章 戦後社会の戦友会支援ネットワーク
  1 コンボイとしての元予科練教官たち
  2 エリート軍人からの支援の弱さ
  3 財界・政界・自衛隊
  4 コンボイの橋渡しネットワークとその可視化
終章 戦争をめぐるつながりとかたち
  1 アソシエーションとしての戦友会
  2 戦後社会とつながる戦友会
  3 戦争を介した階級横断的なつながりの形成
  4 「伝統」化する戦争の記憶のかたち