陳 知清/著 -- アーツアンドクラフツ -- 2022.3 -- 910.268

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閲覧室 /910.268/シマ/ 117255356 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 島崎藤村
タイトルカナ シマザキ トウソン
副書名 「個」と「社会」の相剋を超えて
著者 陳 知清 /著  
著者カナ チン チセイ
出版者 アーツアンドクラフツ
出版年 2022.3
ページ数 213p
大きさ 21cm
ISBN13桁 978-4-908028-71-7 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 910.268
内容紹介 戦前から現在までの島崎藤村研究を考察し、「破戒」「夜明け前」等の各作品論をとおして藤村が描いた「個」と「社会」の関わりを論及。ジェンダー、格差、ナショナリズムなど、現代にも通じる藤村の社会性を検証する。
著者紹介 1988年中国生まれ。東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。湖北民族大学(中国・湖北省)日本語科専任教師。日本近代文学専攻。

目次

第一章 『破戒』論
  <一>『破壊』論の変遷
  <二>親の「戒」
  <三>「猪子蓮太郎」
  <四>「親」との対決
  <五>『破戒』後の藤村と部落問題
第二章 『春』論
  <一>「春」の刊行
  <二>「青木駿一」(北村透谷)という存在
  <三>「勝子」(佐藤輔子)との恋
  <四>「岸本」の煩悶
  <五>『春』と日露戦争後の日本社会
  <六>『破戒』から『春』へ
第三章 『家』論
  <一>『家』の成立とその研究史
  <二>旧家の没落
  <三>「家庭」について
  <四>小泉三吉の「新しい家」
  <五>「黒船の図」
  <六>『家』総括
第四章 『新生』論
  <一>『新生』研究「概観」
  <二>「岸本」のデカダンス
  <三>「渡仏」体験が岸本にもたらしたもの
  <四>節子との「恋愛」
  <五>岸本の「懺悔」
第五章 『嵐』論
  <一>『嵐』論の諸相
  <二>「子育て」の理念
  <三>子供の進路決定
  <四>「母性」そして「父性」
  <五>「私」にとっての子育て
第六章 『夜明け前』論
  <一>『夜明け前』評価史
  <二>青山半蔵の「攘夷」
  <三>「自然に帰れ」とは
  <四>青山半蔵の「復古」
  <五>『夜明け前』の射程
補章 『夜明け前』の教材的価値
  <一>問題提起
  <二>戦後中学・高校国語教科書における藤村作品の教材化の状況
  <三>『夜明け前』の教材化の状況とその教材的価値
終章