井上 暁子/著 -- 九州大学出版会 -- 2022.3 -- 989.8

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資料詳細

タイトル 語りの断層
タイトルカナ カタリ ノ ダンソウ
副書名 ドイツ=ポーランド国境地帯の文学
著者 井上 暁子 /著  
著者カナ イノウエ サトコ
出版者 九州大学出版会
出版年 2022.3
ページ数 331p
大きさ 22cm
一般件名 ポーランド文学-歴史
ISBN13桁 978-4-7985-0328-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 989.8
内容紹介 多様な民族・文化・言語の混生、冷戦最前線の後背地、欧州連合の東方拡大…。ドイツ=ポーランド国境地帯は多くの差異や不一致を抱えてきた。そこに刻まれた様々な「断層」を実演する文学に迫る。作家インタビューなども収録。
著者紹介 東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。熊本大学文学部准教授(比較文学)。専門はポーランド語圏を中心とした中東欧文学。

目次

序章 「移民/移動者の文学」とは
第1章 亡命文学からの離脱
  第1節 ポーランド亡命文学におけるドイツ
  第2節 西ドイツの在外ポーランド人コミュニティ
  第3節 リアリズムとの闘い
  第4節 多様化するアイデンティティ
  第5節 ポーランド人失敗者クラブ
第2章 「ドイツ=ポーランド国境地帯の文学」への合流
  第1節 「小さな祖国の文学」から「プライベートな祖国の文学」へ
  第2節 亡命者でもなく移民でもなく
  第3節 ノスタルジーの超克(1)
  第4節 ノスタルジーの超克(2)
第3章 既存のディスクールへの挑戦
  第1節 意地の悪い本歌取り
  第2節 可変するアイデンティティ
  第3節 標準語に対するコロニアルな闘い
第4章 脱臼する一人称体
  第1節 日記・書簡体の応用
  第2節 異質な諸要素の並置・対照
  第3節 多層化する語り
終章 移民/移動文学が照らし出す国境地帯