阿部 宏/編 -- ひつじ書房 -- 2022.2 -- 804

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閲覧室 /804/カ/ 117153577 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 語りと主観性
タイトルカナ カタリ ト シュカンセイ
副書名 物語における話法と構造を考える
著者 阿部 宏 /編  
著者カナ アベ ヒロシ
出版者 ひつじ書房
出版年 2022.2
ページ数 17,377p
大きさ 22cm
一般件名 言語学 , 物語
ISBN13桁 978-4-8234-1105-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 804
内容紹介 日本語や英語・フランス語・ドイツ語における語りの問題、特に自由間接話法をはじめとする主観性関連の諸現象への複合的なアプローチを試みる。言語学的問題、文学論・物語論、言語以外の表現形態との接点について考察。
著者紹介 東北大学大学院文学研究科教授。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
単純過去の主観的用法とイストワールの起源 平塚 徹/著 3-20
自由間接話法、光と影の研究史から
  “Tomorrow was Christmas.”と“I am to blame for everything.”について
鈴木 康志/著 21-48
ドイツ語の自由間接話法 嶋崎 啓/著 49-69
語りの中の匿名の発話行為 阿部 宏/著 71-100
メタファーおよびメトニミーの成立過程における主観的な弁別の解消
  中和の理論の転義への応用
川島 浩一郎/著 101-122
The Inheritors(1955)における焦点化の問題
  主観性の揺らぎをめぐって
小林 亜希/著 125-144
自由間接話法の周辺
  主観化の文脈効果と語りの文から自由間接話法までの連続体
田原 いずみ/著 145-167
一人称小説における自由間接文体と中動態
  モディアノの場合
赤羽 研三/著 169-189
レチフ・ド・ラ・ブルトンヌにおける一人称の語りの多層性とその変遷 石田 雄樹/著 191-213
プルーストにおける自由間接話法と分身の声 吉川 一義/著 215-236
フローベールの<主観的語り>(自由間接話法と視点)の文脈依存性について
  『ボヴァリー夫人』『感情教育』『純な心』の場合
松澤 和宏/著 237-264
自伝的フィクションにおける「私」の多重性
  ミュッセ『世紀児の告白』とランボー『地獄の季節』の比較を中心に
深井 陽介/著 265-293
マンガの主観表現から言語の主観表現を考える 出原 健一/著 297-317
一人称詞を用いた引用発話に潜む「声」
  日仏対照の観点から
牧 彩花/著 319-345
三人称小説における語り手の視点
  ドイツ語の<三人称的>語りと日本語の<一人称的>語り
三瓶 裕文/著 347-371