荒木 亮/著 -- 弘文堂 -- 2022.2 -- 302.24

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資料詳細

タイトル 現代インドネシアのイスラーム復興
タイトルカナ ゲンダイ インドネシア ノ イスラーム フッコウ
副書名 都市と村落における宗教文化の混成性
著者 荒木 亮 /著  
著者カナ アラキ リョウ
出版者 弘文堂
出版年 2022.2
ページ数 10,266,14p
大きさ 22cm
一般件名 インドネシア , イスラム教
ISBN13桁 978-4-335-16103-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 302.24
内容紹介 世界最大のムスリム人口を抱える国家・インドネシア。都市と村落とを対象とした文化人類学的な調査研究を通じ、イスラーム復興が「過激化」等を意味しないことを明示し、宗教や信仰をめぐる実情を生活世界の日常性から紐解く。
著者紹介 1987年三重県生まれ。首都大学東京大学院人文科学研究科博士後期課程修了。博士(社会人類学)。日本学術振興会特別研究員・PD(東京大学・総合文化研究科)。神奈川大学非常勤講師。

目次

序章 イスラーム復興をめぐって
第Ⅰ部 都市におけるイスラーム復興の諸相と混成性
第1章 近代化とイスラーム化における混成性
  はじめに
  一 問いの背景:インドネシアのイスラーム回帰と近代化の諸相
  二 アア・ギム現象の概要
  三 説教師アア・ギムに対する人々の語り
  四 アア・ギムにみる混成性と再帰的近代化におけるイスラーム回帰
  おわりに
第2章 敬虔と威信
  はじめに
  一 問いの背景:イスラーム回帰としてのウムラとその多義性
  二 巡礼に纏わる歴史と今日の状況
  三 聖地とウムラをめぐる巷の雰囲気
  四 ウムラの参加方法と渡航者の想い
  五 渡航経験者によるウムラの語り
  六 敬虔と威信をめぐる信仰と日常
  おわりに
第3章 宗教性と世俗性の相克
  はじめに
  一 問いの背景:ジルブッブ言説にみるイスラームのオブジェクト化
  二 インドネシアにおけるジルブッブ言説の流布
  三 ジルバッブとジルブッブに纏わる人々の語り
  四 混成化する日常的な生活実践
  おわりに
小結 混成性:恒常性と流動性の両立と相克
第Ⅱ部 村落から考える混成性とイスラーム復興の実相
第4章 憑依儀礼にみる信仰の多声性
  はじめに
  一 問いの背景:インドネシアにおけるイスラームの多声性
  二 本章の舞台:調査地・K村の概要とその変化の様相
  三 クダ・ルンピンの概要とK村での状況
  四 語りの紹介:多声性へのアプローチ
  五 幾つかの視点からみるクダ・ルンピンと憑依儀礼の意味
  おわりに
第5章 憑依現象と除霊儀礼
  はじめに
  一 問いの背景:ルキヤという施術の場面から
  二 施術者の語りにみる除霊の方法とその意義
  三 患者たちの語り
  四 語りの整理と読み解き
  おわりに
終章 混成性から紐解くイスラーム復興と生活世界
  はじめに
補論 <構造>と「媒介」からみる宗教文化